猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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生きるということ
私のブログを訪れてくれる人の中に、日々「生きる」ということを見せてくれる人がいる。

勿論、私はその人のことをブログを通じてしか知らない。

私が知っていることといえば、どうやら山梨にご家族と住んでいて、仕事の他にバイトも
され、また、畑では無農薬の野菜を作っているということ。自転車が好きで、休み
の日にはペペロンチーノを作り一人で食べていることぐらい。

朝早く起きて一生懸命家族のために働き、そして疲れて眠りにつく。

何かとてもすがすがしくて、まさに日々の一瞬一瞬その瞬間をしっかりと生きている感じが
する。そして、そうした生き様がブログ全体から鮮明に伝わってくる。奇をてらわず、策を
弄せず、言葉を飾ることなく、あるがままに生きる姿勢。彼の飾り気のないストレートな
ブログを訪れると、私はとても癒される。

翻って自分のブログのあり方を考える。一体ここを訪れ読んだ人達はどういう感覚をもって
去っていくのだろうと考えると、甚だ心もとない。

この山梨の方は、考えるよりも行動することで生きている。

私はちっとも前に進まない。

私のように自分の感情や感覚と体がここまで分離している人間も珍しい。
急いでいるのは心だけ。まさに、老人の早歩き。一生懸命急いで見えるのは上半身だけで、
下半身は歩いて平行移動。

先週の土曜日「港にて」で書いた通り、私は半身不随の犬を見つけ、夜の港のベンチで
ブログを書いた。その後、iPadをもったままベンチに座って動かなくなった。
気が付くとどうやら20分ほど泣いていたらしく、海風の猛烈な寒さで正気に戻る。
家に帰ると何やら風邪を引いているような、いないような。

本当に訳が分からない。別に海辺でブログを更新する必要もなく、まして、そこにへばり
ついて風邪を引くなどおめでたさの極みである。非生産的な人間で、何かをするのに人の何倍
もの時間が必要な人間なのだと思う。

この時間、おそらく山梨のブログの人は家族のためにバイトで雨の中を走っているに違いない。
犬をみて風邪気味になっている誰かさんとは大違いだ。
こうして人生を終えたとき、それぞれが成し遂げた人生の深みや重みといったものにきっと
大きな差がでてくるのだと思う。

この山梨の人以外にも、新社会人になってすぐ異動を経験し、日々声をからして仕事に
励む人、自らの芸術創生を探求する人、サラリーマンをしながら本を読み書評を書き
続ける人、カメラで日常を切り取り続ける人、美術館を巡りライターとして芸術を紹介
する人、文芸批評や小説を書いている人、イラストが上手な学生さん、その他、多くの人々の
ブログを通して私は励まされ、そして、不安になっている。

もう少しだけ早く歩きたい。


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| | 2013/06/12/Wed 12:36 [編集]
Re: 私のこと?もしかして?
こちらこそ宜しくお願いします!
ウォーリック | URL | 2013/06/12/Wed 19:07 [編集]
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