猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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ヒトカラ
日記と銘打ってブログを始めたものの、ここまでを見る限りエッセイ風に
なってしまっている気がする。まぁ、もともとそこまで厳密なくくりではない
のでこのままでいいのかな、と思う。いずれにしても、ブログが「阿鼻叫喚」を
テーマにしているせいか、内容がちょっとシモ系に偏っているのが気になる。

ま、いっか。

今日は私の日常の一コマを書こうとおもう。
ここ数年の私の土曜日はとてもストイックに管理されている。それは8年前、
どうにもこうにも歌が歌いたくなって一人でカラオケに行ったことから始まった。
もともと歌は大好きだったものの、当時まだ一人でカラオケに行くなどという
行為(ヒトカラ)は「私友達がいません」宣言のようなもので、胸を張って
断行できるものではなかったのだ。

でも、歌いたい...

もちろん私にだって友達はいるが、年齢がかさんでくると、主婦になったり、
母になったり、バツイチ、バツニ、果ては死んでいたりもする。
それでは会社の友人はというと、家庭がある人は無理となれば、比較的時間
のある若手に絞られる。でも、カラオケほど世代間格差が生まれる娯楽は
ないのね。その上、音楽の嗜好が微妙に違ったりすると、自分以外の人が歌って
いる時間が苦痛でしかない。何で休日にお金払って苦痛を味わなければならない
のだ?

懐メロ歌ったら、やっぱりその当時を懐かしんで、時代を共有したい。
そうなると、自分から上下5~10歳くらいまでの年齢幅で、非喫煙者、土日休みで
タンバリンを使わない人。さらに、これが一番大切なのだけど、アニソン
歌っても引かない人なんていう究極の身勝手な条件が出来上がってしまう。

そんな人はいないので、ぼっちで歌うことに決めた。これはあくまで
レッスンなのだ。一人が恥ずかしいのは最初だけ、慣れてしまえばどうって
ことないのは、他の人生イベントの始まりと何ら変わりがない。
こうしてヒトカラを始めて数週間、自分のキーが下がっていることに気づ
いた私は、あわててボイトレを受けることになる。

その後、3年間個人レッスンを受け、学校やめた後も毎週土曜日は自分で練習を
続け、今年でとうとう8年になる。どうしても避けられない法事や休日出勤
を除き、こうして土曜朝一のカラオケ通いが続いている。
飽きっぽい私にしては驚異的かつ唯一の継続事項。

長蛇の列に並ぶのが嫌いな私は、開店前ほぼ一番乗りで入店し、4時間から
5時間の目安で予約をいれる。機種はいつも決まっていて(あえて名前を出さない
けど)、ライブ的な臨場感が味わえたり、録音ができたりするあの機種が
お気に入り。歌がメインなので基本オーダーは事前のアイスコーヒーのみ。実際、
歌い始めるとたちっ放しで、一人で選曲、入力、歌唱、歌唱中に次曲選曲、
そして入力の繰り返しになるので何も食べられないのだ。

部屋に入り、照明を消し、音量を調節。アイスコーヒーの到着を待ってテーブル
を隅に寄せると、私のステージの出来上がり。まずストレッチで体をほぐして、
その後、腹筋を使ったブレスの練習、滑舌、そして発声練習をする。水を飲んで、
キーの低めの曲から歌い、徐々に難度やキーの高い、アップテンポな
曲に移行していく。最初から飛ばし過ぎて声帯を痛めるようなことは厳に慎まな
ければ。

暗闇の中で、ステージ上に立ち、喝采を浴びる妄想悶々の中で、何かになり切って
歌うことは至上の喜び。ほんのたま~に経験する「音楽と自分の完全なる一体」体験
をすると、音楽のない人生が考えられなくなる。

歌う順番はテーマ別が多い。

スーパーアイドル曲、消えたアイドル曲、アイドルデビュー曲、洋楽全般(英、仏、
伊)、演歌、アニソン、フォーク、ニューミュージック、ムードコーラス、ロック、
ヘビメタ、オペラ、クラシカルクロスオーバー、ドラマ主題歌、レコード大賞受賞曲
などなどを、手を変え、品を変えてバリエーションをつけていく。たまに2時間
フルで中島みゆきオンリーなどもあるけど、立ち直れなくなることがあるので、
途中キューティハニーを入れて薄めながら進行する。

3年目ぐらいから芯のある声になってきて、5年目ぐらいからかぶせ、しゃくり、
フェイクのバリエーション。ファルセットへの移行がもう少しきれいにできれば
いいな、と思う。

個人レッスンを受けていたときは、学校の提携先であるレコード会社の協賛や、
先生が主催する発表会に参加。地元にNHKののど自慢が来たときには予餞会に参加し
たり、アニソングランプリやローカルテレビ局主催のカラオケ番組に応募も
した。このカラオケ番組では、オーディションには合格したものの、出場記念に
もらった自分の撮影ビデオを見た瞬間、とても電波には乗せられないと本番の
収録を辞退したりした。

テレビがさらに太って見える、というのは本当なのだよ。

カラオケボックスでは、私の爆弾ボイスに触発されて、隣の部屋からもの凄いシャウトが
聞こえてくる。両隣から張り合ってくるものだから本当にウザい。私は決して声量の
多寡が歌唱力だとは思っていない。ボックスでストレス発散の自己満で歌うのと、
観客を目の前に相手を意識した声の出し方で歌うことは天と地の差がある。耳
なじみのよい発声や歌唱スタイルを選択できる引き出しの多さが、真の歌唱力なのか
も知れない。
こういう攻撃的な隣人はたいてい1時間で声がつぶれてしまって静かになる。メリハリ
のある曲の後は、静かめのバラード。のどはしめつけずに、無理のない発声をすれば
何時間でも同じトーンで歌い続けることができるというのに。歌が好きな人は、のどを
大切にしてください。プロの歌手の方でも声帯のトラブルで高音がでなくなって
しまうことがあるのだもの。

私の土曜日は、きっとこれからも続く。今年はニコ動に音源ウプしたい
のだけど、やり方がぜんぜん分からない(笑)。誰か変わりにやってくれるといいな、
と思っている間は、一生できないのでしょう。

アニソングランプリは、これまでの入賞者の顔ぶれや芸能事務所のスポンサー
付きで現実が見えてきて、どうやら私はお呼びでないのが分かった。
そろそろ今年の開催告知が来るので、強引に送りつけてまた玉砕するか、
ネタ枠の滑り込みを夢見るか、もう少し考えようと思う。
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