猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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日本語を真ん中に
土曜日の休日出勤。定時を過ぎるやPCをおとし、その足でエレベーターに乗る。
どうやら今週の休日出勤はうちの部署だけのようで、そのまま止まることなく一階へと
到着した。

エントランスでは、先に出ていたはずのアメリカ人とフランス人の同僚が私を
待ってくれていた。

連れ立ってビルの外に出るや、アメリカ人の方が、

「これは雲行きが怪しいね。」

という。それまで皆、英語を使っていたのに、急に日本語にシフトしてきた。
するとすぐにフランス人の方がその意味を問い返す。2人とも二十代で、共に日本が好きで
この国にやって来た。どちらかといえばフランス人の方がスピーキングも読み書きも
達者なのだけど、このフレーズは知らなかった模様。

ここぞとばかりにドヤ顔になったアメリカ人は、これから天気が悪くなりそうだ、という
意味に加えて、もっと抽象的な意味として状況が危うくなっていくニュアンスもあることを
得意気に話している。

どうも外人が日本語で日本語の意味を語り合っている画が微笑ましくて、つい笑って
しまった。

そして遠い昔、自分も同じように英語の先生の後に付いて回っては、「wouldとcouldと
mayとmightとshouldのニュアンスの違いを教えてください」などと言ってウザがられて
いた事を生ぬるく思い出した。

私がイギリスに憧れていたのと同じ感覚で、彼らは日本に来てくれている。言葉が
できるとは言っても、かつての私がそうであったように、異国の地で何かと不安が
あることも知っている。同僚として、友人として、できる限りのサポートをしてあげたいと
思う。そしていいことも、悪いことも含め日本を知って、それでも好きでいてくれたら
いいな、と感じている。

彼らの言葉に対する情熱に触発されて、私ももっと頑張らなくてはと思ってしまう。
忙しいというのは口実口実。この機会に是非フランス語を上達させたいと思う。

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| | 2014/09/06/Sat 08:56 [編集]
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