猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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ゴールデンウイーク
春の心地よい風に吹かれてゴールデンウイークが始まった。

私の会社は10連休。ちょっとした旅行ならお釣りのくる日程にもかかわらず、猫を
理由に巣ごもりしている。昔から猫は家につくなどと言われていてるけど、場所が変わる
ことで猫にものすごいストレスがかかるのはどうやら事実らしい。大きな音と場所の移動。
猫にとってのストレスは、私にとってもストレスのよう。

「猫がいるから」という理由で、もう何年も旅行に行っていない。猫が半分、そして
自分の気持ちが半分。実は、なぜか旅行に出かけるのが億劫になってしまったのが実情。
友人とドライブで海や山にいったり、というのは一向に構わないのだけど、「宿泊」という
行為ができなくなったのは、果たして年のせいなのだろうか。ちょっと切ない...

猫のもう一つのストレスで思い出した「大きな音」。私はよく大音量で踊ったり、突然
オペラを始めたりする。多分とてもご近所迷惑なのだと思うのだけど、これこそが唯一
の戸建のメリットだと勝手に解釈して歌を歌う。先日もちょっと古いのだけど、中森
明菜の「Tango Noir」を踊りながら歌っていた。

リビングのテーブルとソファを端によせて15畳ほどのスペースを作り、ターンをしながら
歌う。とても正気の沙汰とは思えない。一つ面白いことには、私がこれを始めると
一番年かさのミーちゃんがどこからともなく駆け寄ってきて私の顔を覗き込み、大声
で鳴きながら何かを訴えかける。どうやら私の気がふれたとでも思っているらしく、

「大丈夫?大丈夫?お願い、怖いからすぐに止めてちょうだい。」

と言っている。それでも無視してターンを続けると、ふくらはぎに飛びついて止めようと
する。さらに蹴飛ばさないように足につけたままグルグル回り、ダスキンCMの犬のように
ミーをモップ代わりにフローリング掃除。すると、最終手段として左の肩にジャンプをして
しがみつき、顔をすりすりしながら絶叫する。この吠え方が断末魔の叫びなので、さすがに
私が折れて歌を止める。するとミーちゃんは何事もなかったかのように冷蔵庫の上にある
自分のベッドに戻っていくのだ。

この猫は変わっていて、いつも私の期待する反応とは真逆のリアクションをとって
くれる。よく病気で倒れた主人を救った犬や猫の美談を聞くたび、私もいつか機会が
あれば我が家の猫たちの反応も見てみたいと常々思っていた。

そして待望のその時が来たのだけど、今となっては知らなかった方がよかったと少し
後悔している。それは5年前、朝起きるや否や強烈な激痛が顔面を走る。初めて経験
する三叉神経痛。一般に顔面神経痛と呼ばれるこの病は、後にも先にも私の人生で
これが最初で最後だったのだけど、まさにブスブスと焼け火箸を顔に突き刺される
ような激痛。私は一体自分に何が起こったのかわからず、顔をおさえたまま
のたうち回っていた。寝ても起きても冷やしてみてもどうにもならない。ソファに
うずくまって唸っていると、何やら背中に重みを感じて手を回す...そこにはキラキラ
と目を輝かせたミーの姿が。

こんなにも苦しむ私を救うために出てきたのね、さすが愛玩動物。毎日トイレとおやつと
おもちゃの世話をしてきた甲斐があったと救われた気持ちになり、顔の痛みも和らぎかけた
瞬間、今度は背中に激痛が走った。私がのたうち回ってる姿をみたミーちゃんは、どうやら
遊んでもらっていると勘違いしたらしく、私の背中にのって無慈悲な攻撃を始めた。

キィィと音を立てて、パジャマの背中にぶら下がり、私の背中の上で反復とびのように
ダッシュを繰り返す。そして今度は、わき腹から腰、背中と前足2本のみを使っての
ほふく前進。クリフハンガーのようにぶら下がったまま爪をたてて移動する。お前は
自衛隊かっ!と思わず片手で払いのけようとすると、ぱっと飛びのけて1メートルほど
離れ、今度はそこからデデデと助走をかけて肩に飛び乗ってきた。やっとのことで
タクシーに電話をして病院にたどり着いた時には、いたるところから血を垂らして
いた私。先生に顔面の痛みの症状を話しながら、いつ「その傷はなんですか」と聞かれ
ないかどうか本当にハラハラした。図らずもこの日、我が家のペットは主人の窮地に追い
打ちをかけることが判明したのだ。

他の2匹はあきれた顔で私とミーの2人劇場をみていた。

さて、このゴールデンウイークもすでに2日経ってしまったが、無駄に昼夜逆転の
ダラダラ生活にならぬ様に有効に使おうと思う。洗濯とトイレ掃除はすませたので、
明日からちょっと断捨離に挑戦してみたい。両手にいっぱいものを抱えていては、
新しいものが来たときに掴みとれないでしょう、というのは一体誰のセリフだった
かしらん。

すっきりして、少し丁寧に生きる姿勢をもちたいと思う。



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