猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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ヨドバシAkiba
今日は仕事の都合で秋葉原に立ち寄り。本来営業職ではないため、平日の秋葉原など
めったに行く機会のない私は、少ない滞在時間を使ってAKBを楽しんできた。

まずは平日昼間の京浜東北線。こんなにも香ばしい人たちが乗車している
のかと驚く。大きなリュックを背負い、隣の席にも紙袋をおいて占拠するおじ様。
髪の毛が頭皮に張り付いているのは果たしてポマードか、天然成分か。

おもむろに紙袋から瓦せんべいを取り出すと、バリバリと食べ始める。その鼻穴と
いわず耳穴といわず、穴という穴からそそり出る白髪の直毛の束。なぜおじさんは
いろいろな穴から毛が生えて、それをそのままに培養するのだろう。眉毛も旧社会党の
村山総理のようにボーボーだったが、肝心の頭上はフランシスコザビエルはげだった。

その横に立つ鉄っちゃんらしき野球帽の青年は挙動不審この上ない。右側、左側
両サイドのドアを行きつ戻りつ、えなり君のような声で車内アナウンスを続ける。
キャリーバックを転がす老婆は髪の毛全体がパープルに染められているにもかかわらず、
なぜかソバージュ風に総毛だち、歩いても動かない、アインシュタインのような髪型。
顔は口が常時半開きで、人民服をきた大中のお面のような風貌。その隣には、鼻の横に
大きなホクロのある顔芸お局スケーター、またの名を「氷上のアクトレス」
村主章枝さんのようなOLが脚を組んで座る。スカートの上にぼろぼろとパンくずを
散らしながら、生ぐさい具のヤマザキランチパックをほおばっていた。

そのはす向かいに陣取ったデブヲタリーマンは先ほどからスマートフォンの画面を
見つめている。時折微笑みながら、「うふん」とか「あはっ」とアニメ声を発する姿
がしょっぱい。妙にキメが整い、白人張りに透明感のあるピンクベースのお肌にばら色の
唇。無駄に素材だけがいいのが造作の不具合とあいまって、この上ない残念さを演出
する。隣のおばさんの無慈悲な視線に気づくこともなく、「キャハ」「あはん」を続け、
案の定、秋葉原で下りていった。一体なんの動画を見ていたのだろう。

久しぶりの秋葉原は本当にきれい。町並みが整備されて現代的な都市空間に
変貌をとげていた。数年前に訪れたときは、メイドの格好をした女の子が、ガード
レールに足をのせたり、M字開脚のポーズで、パンツ丸出しの姿をオタク男が取り囲
んでは黙々と写真を撮るという、まさに世も末の図。

前の会社の同僚のオタクアメリカ人に「秋葉原のヨドバシは本屋とかタワーレコード
があって楽しいよ!」と聞いていたので、昼食をヨドバシでとるついでに様子を
見てみようとワクワク。ヨドバシの入り口を探していると、テラス風に丸テーブルと
椅子が置かれたエリアに、ゲーム機をもち、着膨れで2倍に容積を増したデブオタ
たちが戯れている。それも1人や2人ではない、たくさん。子供の頃、藪を掻き分け
やっとのことでたどりついたクヌギの木に、貴重なミヤマクワガタが群れている
のを発見したような高揚感。さすが本拠地と思いつつ、一体、なぜこの若者たちは
平日のお昼にここでゲームができるのだろうと考える。

レストラン街まで上がるとそのままパスタの五右衛門に入り、大好物のジョノベーゼ
を注文する。キョロキョロとあたりを見回すと、さすがにパスタのお店だけあって
普通のOLさんやサラリーマンが多く残念。

問題はこの後である。エスカレーターで下り、本屋に入るとなぜか目をひく萌え系
の雑誌と、その前にたたずみウンチクを語る男たち。「これだから2次元はたまりません」
などと、何のことやらさっぱりわからない。また種類豊富なウルトラマンの
フィギュアが壮観につるされているかと思うと、ゆるキャラのぬいぐるみが陳列(ここは
本屋である)されていて、アキバ特有のマニアックな一面を垣間見ることができた。

ちょっとお手洗いに、と角を曲がるとエレベーターホールになっている区画に、
いたいた、男たち。先ほどのテラスのメンズ同様、昼日中から何の目的か、ベンチに
なった場所に鈴なりに座り込み、あるものはゲーム、あるものは爆睡、そしてコミック
を読むものやカードゲームに興じるものと、ありとあらゆるオタクの見本市。

その下のゲームフロアや、ヨドバシ横のベローチェにもいたるところに点在。さすが
に聖地だけあるわ、と心から感動してしまった。こんなにまとまった形でオタクを見るの
は、一昨年東京モーターショーで、コンパニオンのおねえさんの足を激写するカメラ小僧
の一団と遭って以来の収穫だった。こういう人々がAKB48やその他サブカルを
支えているのね、と、逆にひたむきなオタクたちを応援したくなった。

今度は是非メイド喫茶に行って見たいと思う。
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