猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

A Happy New Year
そして静かに2013年が幕を明ける。

大晦日の夜8時、ようやく大掃除を終える。毎年年末2週間前になると、
「今日から毎日少しずつ始めれば、大晦日はゆっくりできるし」と思うものの、
今年もこうして例年通り。猫トイレの掃除を仕上げて紅白を見る。

圧巻はなんと言っても頭の成長したミーシャと、いつになく地味なヅラの
美輪明宏。いずれも甲乙つけがたい、この世離れの具合で年の瀬を締めくくるのに
ピッタリの余興だった。やっぱり歌唱力って大切ね。

行く年来る年を見ながらそばを食べていると、年越しを受けた船の汽笛が
遠くに聞こえる。海辺の町に越してきてから、毎年恒例の行事にしみじみとする。

普段はこれといって意識することのない「日本人」という事実をそこはかとなく
感じながら、繰り返し見ているお気に入り、横溝正史シリーズの「悪魔が来たりて笛を吹く」
の途中で眠くなった。

新春の今日は、これから少しステッパーに乗る。
例年、正月の数日を「食っちゃ寝」で過ごしては、デブになるのだ。



それは年末に訪れた美容院でのこと。私は、なるべく鏡の中の自分と視線を合わせない
ようにしていた。
それでも髪を切れば、もはや隠しようのないなだれたフェイスラインや、露わになった
盛り上がる肉の数々。真っ白なカットケープの反射に照らし出されて、美容室の鏡は
本当に残酷。

私の挙動不審さに気づいたイケメンスタイリストが「どうかしました?」というのもだから、
試しに「あの、関西のお笑い女芸人」「はぁ?」「今いくよくるよ」「はぃ?」「の、
デブな方に似ていません?」と振ってみる。

こういう「お客様の自虐ネタ」にどう対応するかで、サービス業の真価が問われるのだ。

そんな私の隣ではドヤ顔のおばさんが、「それじゃ、私いくつに見えます?」と新人
スタイリストに詰め寄っていた。
この質問って、地雷を踏むようなもの。実際より年上に言ったら当然失礼、あまりにも年下に
言ったらリップサービスが丸出しに。年季の入ったおばさんは、そういう見え見えの嘘を
瞬時にかぎ分けてクレームのネタにするのだよ坊や、と心の中で叫ぶ。

私も試したくはなかったけど、自分のデブさ加減を知りたかったから、ちょっと意地悪だと
思ったけど「いくよくるよ」で試してみた。

そして、店内に響き渡るイケメンスタイリストの爆笑。

「そんなことないですよっ」じゃあ、なぜに涙目?
隣では「実年齢の見た目質問」の洗礼を受けた新人スタイリストが、おばさんを送り出していた。
何歳と答えたのかは、こちらがやられてしまったので聞き逃したが、おばさんの満面の
笑みが新人スタイリストの卒のない模範解答を物語っていた。


私は年末ですでに「今いくよ(くるよ?)」だったのだ。この正月でさらに盛ってどうする、と思う。
カルニチン飲んでステッパーに行こう。
スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 阿鼻叫喚 (あびきょうかん). all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。