猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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めぐるめぐる
STAP問題で理研の笹井芳樹副センター長が亡くなった。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

私は昨年12月の記事 「私は乗らない」 、今年6月の 「なんかおかしい」 で群集心理の
嫉妬や、上げて落とすマスコミのこき下ろしについて書いた。その中で、この吊し上げが
招く最悪の状況を心配していたのだけど、とうとう本当に犠牲者が出てしまった。それも
小保方さんではない形でのエピローグ。

以前も書いた通り、もし本当に彼女の論文に齟齬があったとしたら、専門職が学会で
議論すべき事案であって、公人でもない人間の個人情報を晒したり、あることないこと書き
たてて個人攻撃をすべきではないという考えは今も変わっていない。

それにしても報道は加熱するばかり。某局が組んだ番組は底辺スポーツ新聞の三面
記事の下をいくゲスの勘繰り。安っぽい再現ドラマ仕立ての陳腐な構成で、とても視聴者
から受信料をいただいて番組制作をなりわいとするプロの仕事ではない。しかも、一体
どこから手に入れたものか、犯罪者でも何でもない笹井さんと小保方さんのメールのやり
取りをTVで公開。世間ではこれを個人情報の開示といいますが、そこらへんはコンプライ
アンスに抵触どころか犯罪になりませんか?放送倫理検証委員会は仕事をして下さい。
しかも、このメールのやり取り開示で、一体、論文の何を検証したかったのかしら。

取材時には、小保方さんを追いかけ回し怪我をさせてらっしゃいますが、世間ではこれ
を傷害罪と呼びます。また、番組に登場した顔出しの同業者たちはなぜテレビに出て
いるの?研究では自分たちよりも遥かに格上の世界的権威、その旗色が悪くなったと
知るや徒党を組んでのテレビ出演と攻撃。しかも本業以外で金を引っ張ってくる笹井
氏のプロデュース手腕がどうのと、番組が目指す彼の 「腹黒さ」 演出にぴったり合った
優等生のお答え。あることないこと曝け出して名誉棄損ではないの?なぜ、学者なら
学者として正々堂々学問の場で議論を戦わせない?出演料をもらって台本通りの
こき下ろしは卑怯者のしるし。

更にこの放送局の記者。笹井さんの自殺を報じる記者会見では、「遺書は公開すべき」
となぜか超高圧の上から目線。死者に鞭打ち、追い打ちをかけるかける。自ら命を絶た
れた一般の方の遺書を、しかも、それでなくても家族の自殺で公開処刑にあっている
ご家族の同意も無しに開示を要求する彼は、一体どこの何様ですか。社会人の常識は
おろか、故人への畏敬の念が微塵も感じられない生きざまには、人としての良識を疑う。

誰も頼んでいないのに、勝手に社会正義を背負って見えない敵と戦っていらっしゃる。
まさかご自身をジャーナリストだなどと勘違いされていたら、心からお寒いことです。

マスコミとネット民総出で一人の人間を死に追いやって、これで目的は達成ですか?
次のターゲットは小保方さんですか?

科学雑誌の最高峰ネイチャーからのお悔やみだけが、世界における彼の正当な
評価を物語る。一研究者の死に対する世界的権威からの公式なメッセージは異例中の
異例であって、彼がどれほどの逸材であったかの強力な証明。自殺に追い込んだ三文
学者たちが一生かかっても手の届かない境地だ。

これからも続いていくんでしょうね、こういうこき下ろし。

今日はもともと慰安婦について書こうと思っていたのだけど、笹井さんのニュースに
腹が立って、導入にこんなに使ってしまったw ここからは 「米軍」 慰安婦問題について。



グレンデール市の銅像撤去提訴の破棄、慰安婦と米国国務省の会見をめぐり韓国
サイドからのリーク、それに伴い後追いでサキ報道官からの 「嘆かわしく深刻な人権
侵害」 発言。そして、朝日新聞による捏造記事の 「取り消し」 掲載と、日本政府に
対する従軍慰安婦問題は、ここ数日めまぐるしく変転を続けている。

そして、最近のオバマスピーチ。パレスチナの国連学校で子供が殺されたのは
パレスチナが悪いとか、ウイグルで2000名を超えるジェノサイドの 「今」 を差し置いて、
なぜか 「70年前の」 日本の人権侵害が嘆かわしいと公式発表。

何だかよくわからない。

果たしてアメリカでは、米軍慰安婦問題はもうなかったことになっているのかしら?
日本よりも長期的、組織的に大量の慰安婦を囲いながら、白を切り続けるアメリカの
中国化が止まらない。

そして不思議なことに、この米軍慰安婦の件に関しては、韓国政府からも米国政府
からも続報が出て来ないのだ。日本の慰安婦問題だけがどんどん進化しているのは
何故なんだろうか?

そこで、海外ではこの問題が一体どう取り扱われているのかを知りたいと思った私は、
ネットで海外のソースを探してみた。そして見つかった記事はたった一件.....

以前、5月の記事、 「ギョウチュウ検査とオバマ大統領」 で書いた通り、今年韓国を
訪問した際にも、オバマ大統領は日本の慰安婦問題を公式に非難していた。さすがに
引っ込みがつかなくなったとはいえ、まさかノーベル平和賞までもらった人が、自国の
恥さらしには目をつぶるなんてありですか?

ここからは見つかった 「たった一件」 の記事をご紹介します。7月11日、ロイターが
報じたもので原文は英語です。原文を載せると長くなるので、私が翻訳した日本語のみ
をアップします。慰安婦の方へのインタビュー記事で、私が求めていた 「海外の反応」
ではなかったのですが、2名の外国人のコメントがありましたので文末につけて
おきました。この方々は、少なくともアメリカ、韓国両政府の対応にかなりの疑問を
持っているようです。また、英語の原文をご欄になりたい方はこちらでどうぞ:

http://www.reuters.com/article/2014/07/11/us-southkorea-usa-military-id
USKBN0FG0VV20140711


米軍付き旧韓国人従軍慰安婦が韓国政府を訴え

(ロイター共同) チョ・ミュンジャさんは、暴力をふるう父のもとを10代で離れ、米軍
駐屯地を擁する韓国の小さな町の赤線地帯に活路を見出した。1960年代初頭に家を
出た彼女は、売春斡旋業者によって、韓国政府が米軍兵士向けに認可した売春宿
へと売り飛ばされた。76歳になる彼女は、キャンプ・ハンフリーズの外にある小屋の
散らかった部屋の中でインタビューに答え、「とても過酷な生活のせいで、病気に
なりました。」 と語った。キャンプ・ハンフリーズは、ソウル市南部のピョンテク市にある
賑やかな米軍駐屯地。朝鮮戦争勃発から64年経った今年6月25日、彼女は122人の
自称慰安婦たちと共に、人としての尊厳や適正な賠償を求め、政府を相手取って訴訟
を起こした。この訴訟は、これまで日本に対して大戦中の残虐行為を適切に償うよう
求め続けてきた韓国政府に、恥ずべき動揺と混乱を引き起こす。ここで韓国政府が
主張する日本の罪とは、女性、特にその大多数が韓国人である慰安婦に対し、
日本兵への性奴隷行為を強要したとするものである。

チョさんは、1960から70年代、韓国政府自ら慰安婦たちを教育し、売春斡旋業者を
使って米軍向けの性取引を行っていた、と語る。娼婦として働く様に奨励しては、彼女達の
人権を傷つけてきたと主張している。この訴えはソウル中央地方裁判所で起訴された。
ロイターは、この韓国政府に対する告訴状の中で、原告一人当たり 9,800 ドルの賠償
請求を確認している。韓国女性家族部 (注:日本の省庁にあたる) は、この訴えに
関してのコメントを拒否。一方、韓国駐留の米軍は、この訴訟の報告を受けているとした。

「在韓米軍は、いかなる場合も売春や人身売買を許さない。こうした行為は、残虐で
品位を落とすものであり、我が軍が掲げる中核的な価値観にそぐわないものだ。」
在韓米軍のスポークスマンは、コメントを求められてこう語った。

“市民外交官”
韓国政府は、破滅的な被害を受けながらも辛うじて休戦に漕ぎつけた北朝鮮との
戦いを終え、1960年代には米軍を国内に引き留めておこうと躍起になっていた。
その結果、女性たちに“救国の愛国者”や“市民外交官”として奉仕するよう求めた。
一見素晴らしく響くこの肩書が、その後、彼女たちの人生に反映されることはなかった。
韓国政府は、彼女らの自尊心を傷つける性病検査を強要し、陽性反応がでれば完治
するまで拘留した。

「病気を部外者に移さないことを確認するため、週に2回の検査が行われ、異常が見つ
かれば建物の4階に閉じ込められました。そこで食事の時だけ開錠され、中には逃げよう
として足を折る人もいました。」 と、時折さえぎる軍用機の轟音の中、チョさんが語る。
その後、彼女らは世間から無視され、忘れ去られると、余生を貧困の内に生きながらえ、
売春婦として働いたという汚名を着せられた。

この訴えは、彼女らの証言をあつめて法的な助言を求めるため、2008年、一握りの小さな
地域NGOらがつどって始めた作業の結実といえる。今週、議会の野党メンバーは、10名の
リベラル派議員が議案を提出することに合意した。この議案には、プログラムのための
調査、慰安婦女性たちの自国への貢献に対する公式な認知、そして経済的な賠償の
要請が含まれていた。

かつて慰安婦をしていた数百名は、今も韓国内の基地周辺にかたまって住み続けている。
彼女らの多くは病気で貧しい上、家族もいないため、経済的にこの場所から引っ越すことが
できない。チョさんは、60年代から70年代の労働を通して、朝鮮戦争後の韓国経済を押し
上げるために商品として扱われてきたと語る。その当時の非情な軍事政権は、彼女らの
ためにマナー講座を開き、当時の貧しい韓国でドルを稼いでいることを褒め称えたという。
「当時の私たちを愛国者と持ち上げても、今は気にもかけない」 と語るのは、同じくかつて
慰安婦だったキム・ソクジャさん70歳。続けて、 「銃や銃剣を持って戦わないにしろ、私たち
は国のために働き、ドルを稼いだのに」 と語った。



Nazoさんのコメント:
>> 「在韓米軍は、いかなる場合も売春や人身売買を許さない。こうした行為は、残虐で
>> 品位を落とすものであり、我が軍が掲げる中核的な価値観にそぐわないものである。」

日本に住んで40数年、一米国市民として本文の米軍コメントをみると、これは米軍最大の
嘘なのかと思う。また、もし米軍が本気でこうしたコメントを真実だと信じているのであれば、
彼らはあまりに単純だ。ここ最近はましになっているものの、世界各地の地域住民から
数えきれないほどの苦情か寄せられている。今や米軍は米軍基地のあるほとんどの国で、
私生児を生み出す最大の原因になっている。私は、かつて従軍慰安婦問題で日本に追い
打ちをかけたアメリカの上院議員たちが今どうしているか、非常に興味がある。そして、
今後もし韓国が彼らのゆすり、たかりの矛先をアメリカに向けた時、アメリカはどう対処する
のか、是非見てみたいものだ。

ティアン・チャオさんのコメント:
これまで日本に対して“恥辱のキャンペーン”を繰り広げてきた韓国政府、特にパク・クネ
大統領や韓国メディア、その他NGOのたぐいは、なぜ韓国政府主導による自国の性奴隷
制度について問いかけをしてこなかったのか、きっちりと答えを出さなければなければなら
ない。実際1993年には謝罪をし、第二次世界大戦時の従軍慰安婦に賠償をした日本政府
を、韓国人はこき下ろし続けてきたのだ。恥を知れ、韓国人。



以上です。

今後、日本に対し慰安婦問題を追求すればするほど、自分の首が締まるアメリカの意図
が分からない。そして私なりの解決策。ウクライナ問題で経済制裁から日本を外したロシア
は、あてにならないアメリカへの対抗馬。また、11月のAPECで首脳会談を模索する中国は
韓国への当て馬として、安倍さんにはフルに外交力を発揮してもらうしかない。中国との
関係が修復すれば、梯子が外された韓国はおのずと自滅していく。また日本を制裁ター
ゲットから外したプーチンは、今やロシアには日本の助けが必要であるという強烈な
メッセージを送ってきているんですもの。

国益を重視すれば、本来、外交は汚いもの。アメリカの民主党政権は、せいぜいらちの
あかない慰安婦問題を引っ張って、自国の恥を世界に晒していけばいいと思う 。



P.S.
国と国の関係を離れれば、かつて慰安婦として生きてこられた方々には心からの
同情を感じる。プロとして金銭授受があったなかったにかかわらず、物凄く辛い仕事
だと思ふ。とても辛い....一日も早く韓国政府が50年前日本から受け取った賠償を
もとに予算を組み直し、国としての補償に取り組む様、また、それが無理なようで
あれば (明らかに) 、日本のアジア女性基金から黙ってお金を受け取ってくれる様、
心から祈ります。アメリカの問題はアメリカが何とかしなさいよ。



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