猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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戸川昌子
会社から帰り、テレビをつける私。

最近はめっきり見る機会が少なくなったものの、いまだに部屋の照明をつけると同時に
テレビのスイッチを入れてしまう。

猫に食事を用意して、部屋の掃除をする。さて、自分の夕食は何にしようと思いながら
画面に目をやると、50インチの大画面に戸川昌子の顔が大写しになって思わず息を
呑んだ。

 「マグマ大使のゴアだわ」

往年の特撮ファンには垂涎ものの 「マグマ大使」 。彼はロボットにもかかわらず金髪の
ロン毛をなびかせ、地球の平和を守るため日夜ゴアと戦っていた。昌子さまとゴアを
ご存じない方のためにこちらをどうぞ↓ (【閲覧注意】 上はご本人、下はゴア )。

http://kotobank.jp/word/%E6%88%B8%E5%B7%9D%E6%98%8C%E5%AD%90
http://blog.goo.ne.jp/spaceharrier/e/c058d71754393d24cbc75c15daefe98b

先日のいしだあゆみに加えて、この戸川昌子、都家かつ江、ちゃっきり娘、そして清川
虹子。いずれも甲乙つけがたいどどめん女優陣の中でもトップレベルの破壊力を
もつ。子供の頃、熱を出してうなされると、必ず彼女が夢枕に立ってリリーマルレーン
を歌っていた↓ (【閲覧注意】 上は昌子のリリーマルレーン、下は清川虹子 )。

http://www.youtube.com/watch?v=X6ZkMfwFmg4
http://bgourmand.blog.fc2.com/blog-entry-571.html

戸川昌子女史の人生は波乱万丈。そのお顔に負けず劣らず、私生活も壮絶なインパクトを
もって迫ってくる。江戸川乱歩賞受賞作家でシャンソン歌手。往年の 「プレイガール」 では、
沢たまきんと共演した女優でもある。

シャンソン歌手としての実力は上のようつべでご欄の通り。作家としての作風でいうと、
例えば 「緋の堕胎」 という作品は、訳ありで中絶した胎児を絞め殺したり、夜毎女性を
漁る男の 「猟人日記」 など、しょっぱい話が多い。また、数々の男性を渡り歩いた
かと思うと、当時としては珍しい高齢出産をしたり、選挙に出馬したりと、実生活でも破天荒
この上ないのだ。

そんな彼女が経営していたお店が有名な「青い部屋」。常連には三島由紀夫、川端康成、
野坂昭如、岡本太郎、なかにし礼、美輪明宏、寺山修司といった錚々たる顔ぶれ。性の
マイノリティーに寛容な彼女は、このサロンの従業員にホモセクシャルやレズビアンを雇って
いて、ご近所からは動物園呼ばわりされていたとのこと。私も大学生の頃レズのクラスメート、
リカさんにこのサロンに誘われたことがあったけど、残念ながら断ってしまった。ちなみに
新宿二丁目には姉妹店 「蒼ざめた肌」 というのがあったらしい。

昌子さまはこの「青い部屋」でおなべに囲まれてシャンソンを歌うのだけど、日本の
シャンソン界のメンバーがまた神。今は無きシャンソン喫茶銀巴里 (ぎんぱり) で歌って
いた美輪明宏、越路吹雪、ワハハ本舗の梅ちゃんこと梅垣義明、ピーコ、美川憲一、
米良美一さまなどなど。

昌子さまの今回のテレビ出演では、長年信用していた従業員に売上げを持ち逃げされ
て、この 「青い部屋」 をたたまざるを得なかったことを語っていた。そしてまたこの店
を開くため、息子NEROとともに借金を返しているというレポートだった。

まさにシャンソンを地で生きたような人生。今の彼女に残されたものは、借金と高齢
出産で授かったこの息子だけ。80才になった今も、息子と二人でステージに立って
いる。

番組企画お約束の息子からの手紙にさえ涙一つ流すことなく、笑って終わった彼女
のレポート。その後に、スタジオにいた友人の冨士眞奈美が昌子さまの口癖を紹介
していた。

 「私はこれまで多くの男を愛してきたけど、息子ほど愛した男はいないのよ」

懸命に生きてきた女の一生。まさにモーパッサンの小説のようなこの一言で、また彼女
のことが好きになった。一日も早く 「青い部屋」 を再開できますように。今度はきっと
お邪魔します。


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ウォーリックさま

とてもいろんな事にお詳しいですね.感嘆。
「青い部屋」懐かしいです。銀座で黒服時代35年前
行った事有ります。宝塚出身のオオママと
その頃は、青江のままがまだ元気で、
鎌倉のクラブ「青江」などにもよく行ったなぁ~
あの頃のオカマ達げんきかなぁ~
横浜に住んでいた頃は、結構元気なオカマがいて楽しかった。
でも僕はノンケです。
潤一 | URL | 2013/09/16/Mon 07:00 [編集]
Re: タイトルなし
潤一様:いつもコメントありがとうございます!

> でも僕はノンケです。

潤一様がそちらの組合の方でも別に問題はないですよ。ところでノンケという
言葉は市民権を得ているのでしょうか。勿論私は知っていますがw

マダム青江はお亡くなりになったんですね。この方も結構なインパクト
でしたw マニアックなネタにお付き合いいただいてありがとうございます!
ウォーリック | URL | 2013/09/16/Mon 07:37 [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| | 2013/09/18/Wed 06:44 [編集]
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます!

送信時にエラーメッセージが出たので、アレ?と再送したのですが、両方届いて
いたのですね...すみません。

江木俊夫さんはまだご存命でしたっけw フォーリーブスは全滅したと思って
いたのですが、ファンの方に怒られますね。ちなみにこの世代からは
随分下になります、一応w
ウォーリック | URL | 2013/09/18/Wed 11:01 [編集]
米良美一さま最近どうしてますか?
米良さん以外の方も薄っすら知っています。この辺の方々はみな濃いですね。濃いなんてものではないですね。まさにマグマ大使(見てました。ほとんど覚えてないですけど)でないと太刀打ちできない?線が太いと思います。見習いたい面も勿論あります。
米良美一さんの「もののけ」はやはり好きです。そのままご活躍ですか?
今回もとても楽しいネタでした。
また、「妖怪ハンター」*としてのウォーリック様のご活躍記事を楽しみに待っております。(*敬愛する漫画家、諸星大二郎の主人公から)
NewOrder | URL | 2013/09/19/Thu 19:34 [編集]
Re: 米良美一さま最近どうしてますか?
NewOrder様:いつもコメントありがとうございます!

今回は内容がかなりディープだったような気がします。米良さんはテレビで
たまにおみかけしますよ。見かけはアレですが、さすがにカウンター
テナーの声は健全ですw 妖怪ハンターの命名ありがとうございました!
ウォーリック | URL | 2013/09/20/Fri 06:12 [編集]
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