猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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ビガーパンツとバージンピンク
前回の記事から一ヵ月以上、随分とまた長いこと放置してしまった。

その間、コメント欄を閉じているにもかかわらず、拍手コメ欄を利用して80件を超える
励ましのメッセージをいただいた。いつも見に来ていただいているだけでもありがたい現状、
こうしてまた心温まるコメントの数々に背中を押されてブログを更新している。

放置プレイのブログを足しげく訪れていただいた皆様、そんなブログで拍手を押していただいた
皆様、更にコメントを書いていただいた皆様、本当にありがとうございました。

最近の私は、極力ミーちゃんのことを考えないようにしている。相変わらずフレックスを利用
して美術館めぐりをしたり、美味しいパスタを食べに行ったりと流される日々。ある日、ぼんやりと
放置プレイでままならない自分のブログを開くとスポンサーサイトの広告が張りついていた。

 「え...2週間飲むだけで貧乳とサヨナラできるって!?」

一体何故ゆえにミーちゃん死亡記事の真上に貧乳広告がでるのじゃ。巨乳だとか貧乳だとか、
トップとアンダーの差が乳首などと、何だか私が貧乳の宣伝をしているみたいで気恥ずかしい。
最近世の中は人々の劣等感をかきたてるこの手のコピーであふれている。人は千差万別、
見た目も個性も違うから楽しいというのに。こういう 「何か足りない」 ことをこれでもかとグリグリ
ねじ込んで崖の先まで追いつめるコンプレックス商法を、名付けて 「劣等感ビジネス」 と
呼んでいる。

別に命名者を名乗るほどの中身でもないのだけど、このビジネスは何も女性だけがターゲット
ではないのだ。子供の頃、クラスの男子に借りて読んだジャンプ。その後ろの方にかたまって
載っている掲載広告は、今考えても 「劣等感ビジネス」 の宝庫だった (以前ご紹介したダッチ
ワイフの 「南極ゼット号」 もそんな広告: 2014/2/18記事 “南極ゼットン” )。

青白いガリ男が、美女に囲まれたマッチョを見ながら 「人は私を貧弱な坊やと呼んだ」 と
つぶやいて始まる4コマ広告。そこで彼が出会ったのは、奇跡的な体を手に入れるための器具、
魔法のブ◯◯ワーカーだった。4コマ漫画の最後では、魔法にかかってマッチョになったガリ男が
今やビーチの中心で美女に囲まれハーレム状態に。まさに現代版ライザップの器具
バージョンだ。

この時代は、筋骨隆々な男が全盛期だったのね。価値観が多様化した現在、男たちは
こぞって日焼け止めを塗って眉を整え、全身脱毛を繰り返す。肉食系女子が、草食男子や
「たおやめのやおい男」 に触手を伸ばす今となっては、この劣等感ビジネスにも暗雲が立ち
込めてと思いきや...

時代のニーズが変わっただけで、結局脱毛クリームや男性用ブラなどという新手のグッズに
とって変わっただけ。中でも、男性誌で一番キョーレツだったのがビガーパンツだった。

妙に耳に残る濁音 「びがー」 の響き。このカタカナビガーの意味を初めて聞いた時は、
まさに目からうろこだった。ビガーパンツの名前は見ていたけど取り立てて説明を読んだ
ことがなかった私は、きっと 「トリンプのヌーブラ!」 みたいな普通の下着だと思っていた。

それは大学生の頃、クラスメートの男子とヒランヤ (これも魔法グッズ) をネタにし笑って
いた時、ふと頭をよぎったのがビガーパンツ。これについて是非追究してみたくなった。

 「ねえ、ビガーパンツってなんであんなにお高いの?」

しばし絶句する男子全般。そして一人が口を開いた。

 「big、bigger、biggest」
 「だから何よ」
 「つまりパンツの中のナニをビガー (bigger) にする魔法のパンツなんだよ」
 「アウアウ」

まさか英語だったとは。しかも比較級。
ちなみに実際このまま訳せば、パンツ自体のサイズが他よりも大きいという取り立てて
意味のないネーミング。更にアメリカ英語ではパンツがズボンの意味なので、他より
デカいズボンみたいな。

この記事を書くために、このビガーパンツが健在なのかを調べてみたら今も amazon や
楽天で叩き売りしててワロタ。ちなみに amazon はクリックしていない。今後 amazon で
検索する度にビガーパンツお勧めされたらたまらないもの。このパンツの機能について更に
興味のある方は、私の大好きな Yahoo 知恵袋をどうぞ。私のようなアホな人が “やっぱり”
質問してたのでご参考まで↓

ビガーパンツとは何ですか

これ以外にも、男心をくすぐる劣等感ビジネスにヅラがある (ちなみに私は髪の薄い
人に惹かれたりする傾向がある)。韓国のユン外相や沖縄の翁長知事がテレビ画面に
大写しになるたび、浮きまくったヅラがガバガバで心底切ない。ご本人たちだけが世間を
だましたつもりの別な魔法にかかっていらっしゃる。森の奥に住む悪い魔女の魔法で
死に絶えた毛根は、もはや王子様のキスでももとに戻らないと誰かきっちり教えて
あげてちょーだい。えいっともみあげを両手でつまんで竹とんぼのようにグルグル
回して差し上げたら、ヅラと一緒に浮き上がって宇宙の風に乗るかしら。髪が
あってもなくても、bigger でもそうでなくても自然が一番魅力的なのに。

女だって負けちゃあいない。

むしろ男性ほど思い切りがよくない分だけ、女性の劣等感ビジネスの方がえげつない。
一般消費者モニターという名のさらし者たち。ダイエット食品使用のビフォーアフターで
全国放送に自慢の三段腹をさらした上、自分でつまんでブルンブルン振り回したりしている。
すっきりと痩せた美魔女を目指して、すっぽんを継続ちゅう。

三週間後 “ウエスト20センチ減、体重はなんと驚きの20kg減!” などとやらかしている。
皮がたるんで進撃の巨人ぢゃないの。デブの20kgなどトイレ一回分じゃ。

「見て見て、この肌のハリとツヤ!」 私にはむくみとテカリにしか見えませんわ。
「こう見えて私50歳の美魔女、娘のボーイフレンドにナンパされました」 私には十分60に
見えますが何か?美魔女などという劣等感ビジネスのうたい文句におどらされて、地方の
ゆるキャラみたいなおばさんが自分語りを続ける、続ける。

娘のボーイフレンドにナンパされたと自慢する親子どんぶりな母があまりに痛いのよ。
美魔女って足なんかマジンガー Z じゃないの。すっぽんの生き血すする前に自衛隊入って
尖閣を守れ! 「くしゃみやコンサート立ちの尿漏れと匂いが気になって」 「そりゃ、ナプキンや
ないでっ」 って、テレビでいうな。 「これでドロッと経血も安心!」 とか、節子、そいつは
あかんやつや。 「このお茶で20日間出なかったお通じがスルッと全部」 などと、おばはんの
大便放出に興味があるのは何段階行って来いのマニアじゃ....もの売りが手段を選ばなく
なると、世の中はここまで殺伐とする。まさに阿鼻叫喚だわよ。

えげつない商品群の中でもひときわ異彩を放っていたのが 「バージンピンク」。なんだか
すでに商品名でネタバレなのだけど、このうたい文句が 「黒ずんだ乳首を輝くバージン
ピンクに!」。どんなにイケイケでヤリ◯ンの限りを尽くしても大丈夫。たったひと塗りで
あーら不思議。真っ黒に黒ずんでしまった乳首やデリケートゾーンがバージンピンクに
早変わり! 南京玉すだれ。

そもそも何もしてないのに生まれつきメラニン色素が濃い人だっている。小学生の頃に
プールでいじめられていた美佐ちゃんがそうだった。乳首が黒いといじめられる女児とか
世も末だわよ。

とにもかくにも、やることやっていながら何事もなかったことにしてピンクにリセットなどと、
女と言う生き物は相当にあざとい。ブカブカのヅラかぶって世間をあざむいた気になって
いるおじちゃんなんてまだ可愛いわ。あれほどのデブスでありながらヅラのおじちゃんを
次々と手玉にとっては、 「私は名器」 (と産経新聞に書いてあったのだが.....) と言い
放った木嶋佳苗はある種勝ち組、いまだ現役の女。最近、獄中結婚して人生を
謳歌している。

きっと未婚の私は力士佳苗以下なのね。昔、某アイドルが引っ越しする際、引っ越し
業者がベッドをずらしたら、その下から使用済みのコン◯ームがたくさん出てきたという
都市伝説。面白がって話す私に向かって友人が一言、「ウォーリックのベッド動かしたら
未使用のがたくさん出てきそう」 と言われて井戸の底に沈んだ。未使用のアレを日々
着々とベッドの下に貯める女・・・いっそのこと出会い系とかはまってみようかしら、
私の劣等感ビ・ジ・ネ・ス。




人間には向上心があって、みんな少しでもきれいでありたい、若くありたいと思うのは
当然の欲求だと思う。それが当たり前だし、そうあるべきだわぁと私でさえ思っている。
でも、それが過度になって自分を見失うと人生さえ狂わせてしまう。

ダイエットから拒食と過食を繰り返して生理がなくなってしまった高校生、痩せると言われ
薬物に手を出したモデル、そして某大女優や女王と謳われた女性歌手も芸能界で流行って
いたお茶と整体師にひっかかり亡くなった。こうなると本末転倒、きれいになる前に命が
なくなってしまうのだもの。

見た目の造形美を超えた魅力をもたらす力、時に雰囲気だったりオーラだったり。
デブでも “感じのいい人”、痩せていても “険のある” 表情の人。こうした醸し出す雰囲気
は男性にも言えること。髪の毛なんか一本もなくても心から頼れる人だったり、体がヒョロッと
していてもその場のムードメーカーだったり。不思議なもので、人間はこうした他人が醸し
出す目に見えない雰囲気をもの凄いスピードで察知するのだ。

自然が一番。アナと雪の女王ではないけれど、ありのままが素敵だな。

より高く向上したい、そんな 「意識高い系」 の人を狙った劣等感ビジネスにご注意。
それは売り出している側の責任というよりも、それに振り回されるこちら側の責任。

それからテレビCM、もう少し自重しる。
あまりに下品で私が喜んでしまうではないの!




追記
久しぶりの更新なのにちょっと下ネタだらけなので、最後に一服の清涼剤。
大好きなコクリコ坂から 「さよならの夏」。私の恋愛観はまだここいら辺で止まってます。
街角で流れる度に涙が溢れて恥ずかしく...こっちが本当のわたしよ~ガハハ

まずは永安という方が中国の二胡という楽器で奏でた 「さよならの夏」↓

さよならの夏 - 永安版

そしてオリジナル、手嶌葵さんの 「さよならの夏」 です↓

さよならの夏 - 手嶌葵版


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