猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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月曜日はシックシック
某アイドルグループが暴漢に襲われて怪我をした。

このニュースを聞いて最初に頭をよぎったのがこまどり姉妹だった私は、一体何歳なの
だろう。普通、ステージで襲われたアイドルといえば、松田聖子だったり、美空ひばりといった
ビッグネームで、主にニュースで引き合いに出されていたのも、やはりこの二人である。

勿論、こまどり姉妹の現役時代などライブで見たこともないのだけど、なぜかインパクトの
強いこの二人。昨年からまたプチブレイクの双子姉妹は見る度にスゴ味を増してきていて、
まるで八つ墓村の小竹小梅のようになっている。たまたま見た番組では、精力をつけるため
すっぽんは欠かせないなどと言いながら、水かきのついた亀の足にしゃぶりついていた。

と、いうことで、今日は昭和アイドル第二弾。二回前の記事 「モン・シェリー」 では私の思う
歌の上手い女性ボーカリストを紹介済みなので、今回は 「アイドル三井比佐子」 (2013/1/
29up) の時同様、昭和アイドルの歌唱力について考えてみたい。

まずは栗田ひろみちゃん。愛くるしい瞳で一世を風靡した昭和のアイドルのデビュー曲が、
この 「太陽のくちづけ」 。この映像の中では、浅田美代子氏が 「あたしが唯一へたくそと
馬鹿にできるアイドル」 と紹介していますが、彼女の真骨頂はこの動画終わりの3秒。

♪なぜかあ~なた~まぶしいのぉぉ♪

動画の最後までお見逃しなく 太陽のくちづけ

次にご紹介するのは川田あつ子ちゃん。栗田ひろみちゃんは、ところどころ音程がアレな
感じだったけど、あつ子ちゃんはAメロが終わってから最後までスイスヨーデルのように
声がひっくり返りっぱなし。でも、少しも臆することなく最後まで攻めている。現在は、たけし
軍団の柳ユーレイさんの奥様あつ子ちゃんのデビュー曲、秘密のオルゴールをお聴き
ください。

辛ければ途中カットOKです 秘密のオルゴール

次は、とんねるずノリさんの奥様、安田成美さまをご紹介。本来、下馬評一位の呼び声が
高い彼女が早々に登場です。宮崎駿の無駄遣い、風の谷のナウシカ。とても可愛らしい
お顔も併せてご覧下さい。

音程はないものと思ってください 風の谷のナウシカ

次は新井薫子ちゃん。個人的に大好き。名前が字余りな彼女は、アイドルとしての活動
期間がたった1年でした。ここでご紹介する 「OH!新鮮娘」 を最後に休業。でも現在も
サイケポップユニットを結成して頑張っています。
滑舌も音程もすんごいんですが、この曲の難度が彼女の歌唱力を超えているのかも。
何だかよくわからないうちに終わりますが、私は聞いた後、いつも幸せな気持ちになります。
友人たちの感想はおしなべて 「馬鹿にしてんのか」 というものでした。リンク先YouTubeの
コメ欄にも注目。気がふれたのかしらと放送コードが気になる振り付けやアレなスパッツ
衣装、コーラスの 「フォーッ」 や動画のブチキレ方など、最後まで目が離せない神曲。

マニアックな魅力があります OH!新鮮娘

キラ星のごとくデビューしては消えていったアイドルたち。そんな中でも、この新井薫子ちゃん
を超える人がまだいるのかといった感じですが、次はニャンギラス。あの有名なおニャン子の
ガラクタばかりを集めたグループで、一人を除いてネタ要員。デビューアルバムタイトルも
「最初で最後」 という、あらかじめ玉砕を前提の4人組でした。ところがいざ蓋をあけて見れば、
当時のおニャン子人気に押されてオリコン1位をとってしまったのが、この 「私は里歌ちゃん」。
なんと当時人気絶頂の少年隊 「デカメロン伝説」 をおさえての1位という前代未聞の快挙
だった。

当時すでに大学生になっていた立見里歌をおきて破りにも高校生のおニャン子にまぜた上、
メインボーカルに抜粋。高校生に交じった立見里歌は、場末の心霊スポットにある廃病院の
婦長さんのように目が座っていてコワイ。歌もフリもぐちゃぐちゃなのだけど、何より彼女の
歌唱力がハンパない一曲です。もし聞き取れれば、秋元康の歌詞にもご注目。

閲覧注意 私は里歌ちゃん

ちなみにリリースした全てのシングルがオリコン初登場1位は、COMPLEX、J-FRIENDSと
このニャンギラスだけとのこと.... щ(゚Д゚щ)カモォォォン

いよいよ佳境に入って参りました。新井薫子、ニャンギラスを抑える実力の昭和アイドルと
言えば、やはり三井比佐子ちゃんをおいて他にはいない。不動の永久欠番、殿堂入り。
レコーディングした二曲ともに筒美京平の無駄遣い。同じユニット、パンジーの北原佐和子、
真鍋ちえみの二人も甲乙つけがたい香ばしさの歌唱力を誇ります。
声質、滑舌、声量、音程、リズム感から振り付けの全てで、他者を圧倒する不動の地位に
君臨するチャコちゃん。最近のアイドルはカラオケ慣れしており、デビュー前から音楽に
慣れ親しんでいる点を考えるにつけ、今後未来永劫、ここまでの逸材はもう現れないと思う。

ここではニコ動とDilymotionの二つをご紹介。個人的にはニコ動の方を強力におすすめ!
神曲としてすでに多くのファンがついた動画で、弾幕コメントも秀逸です。音程が外れても
一切容赦ナシで曲の最後までブイブイ引っ張ります。声を張り続けるテンションの高さと
破壊力は、他のアイドルを寄せ付けない最終兵器といえます。最後まで原曲のメロディー
ラインが分からないこのデビュー曲に続き、2曲目のデンジャラスゾーンでは振り付けの
最中に骨盤が浮いて怖いです。それでは覚悟してどうぞ↓

ニコ動版     月曜日はシックシック
Dilymotion版 月曜日はシックシック



番外編としてお口直しならぬお耳直しにw 昭和のアイドル天地真理ちゃんをご紹介。

ここではあえて今の彼女について触れません。デビュー曲というのは、所属事務所
やレコード会社がその全精力を投じて一人の人間を世に送り出していこうという結晶の
一曲。恐らくかなりの曲数から厳選に厳選を重ねて、最後の一曲まで絞り込んでいくの
だと思います。

またアイドル側にしても、何千、何万というライバルの中から選ばれて世に送り出されて
いくという素人と有名人の交差点。自らがもつ運と実力を総動員して、人生の中でも
絶頂期として心に刻まれる大切な瞬間なのかも知れない。そこからダイヤの原石として
磨かれていくのか、はたまた枕営業要員に堕ちていくのかは分からないとしても、
デビュー曲には色々な人の色々な想いが詰まっている。

彼女のデビュー曲 「水色の恋」 は、フォークベースの曲に透明感のある彼女の声が
染み透り、今聴いても心打たれる珠玉の名曲。たとえその後の彼女の人生が、絶頂期
から精神を病んでの入院と休業、離婚とロマンポルノ出演と変遷しても、彼女の歌の
数々が楽曲として一切色あせないのは、きっと彼女の歌声がもつ力だと思っている。

この恋は黄色でも赤でもない、真理ちゃんにあった透明感のある水色でしか表現の
できない清涼感だったのでしょう。もって生まれた音感や声質の良さに加えて、中、高、
国立音大附属に裏打ちされた声楽の基礎や表現力。彼女はアイドルというよりも、
一足早い女性ボーカリストだったと、今でも思っています。

この記事最後に一服の清涼剤。たまに街角で流れるのを聴くだけで涙があふれる
ような、そんな大好きな一曲です。

水色の恋

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中国とベトナム
前回の記事をアップして以来、久しぶりに 「風の彼方に」 をクリックしてみると、再生
回数が1000に到達しようとしていた。今なぜ葛城ユキかということを考えれば、多分、
阿鼻叫喚のリンクから飛んで下さった方が多かったのかしらと、ちょっとだけ嬉しい。
併せて 「ボヘミアン」 もどうぞと書きながら、この曲の作詞者に思いを馳せた。

昨日、ASKA (飛鳥涼) が覚醒剤所持の容疑で逮捕された。「ボヘミアン」 は、彼の楽曲
提供の最初の曲だったと思うと、前回の記事が偶然とも思えない私。90年代までの印税
で恐らくもう一生働かなくてもいいほどの財があるはずの彼が手を出した薬物とは、一体
何だったのか。地位、名誉、財産の全てが手に入った今、欲しいものはもはや一過性の
快楽だった?それとも2008年に声帯を壊してからの苦悩?はたまた新たな創造の産み
の苦しみからの覚醒剤?

いずれにしても彼は家族やチャゲ、スタッフや多くのファンをすべて裏切った。あれほど
までに売れていた芸能人の薬物犯罪。その社会的影響が少ない訳はない。アーティストを
目指す若い世代の中に、薬物に頼ろうとする人々が現れないことを祈るばかりだ。

今日の本題、中国とベトナムのお話しをぼちぼち。

ベトナムの抗議デモで破壊された中国の工場や犠牲者に対し、中国が賠償請求をして
いるというニュースを聞いて椅子から転げ落ちる。日本に対する反日デモは、もはや何も
なかったことにして、何をいけしゃあしゃあと。キレキャラで発表する中国外務省スポー
クスマンに心の底からカンチョーをお見舞いしたい衝動に駆られる。

折しも日本ではこのタイミングでの集団的自衛権の行使容認。何かひたひたと戦争の
足音が聞こえている。

全世界を敵に回しても留まることを止めない中国のお国事情はどれほど切羽詰まったもの
なのだろう。320兆とも480兆とも言われている理財商品の潜在不良債権額も、そもそも統計
に使われる数字がいい加減だからお話しにならない。2011年に日本を抜いたGDPが2013年
にはもう日本の2倍になっている。いくら数字を盛るのが得意でも、こんなハイペースで成長を
続ける国の電力消費量や鉄道貨物輸送量がなんでマイナスなのだ?

巷間ささやかれる中国経済は、今の中国共産党迷走の重要なファクターだとは思うけど、
それ以外の全中国が今、断末魔の叫びをあげている様な気がしてならない。

まずこれから中国についてちょっと塩辛い文章を書く前に断っておけば、私はもともと中国人
が嫌いではない。英国に留学をしている時も、たくさんの中国系 (華僑) の友人ができて、
良好な関係を築いてきた。教養を身につけた中国人は、一度味方になると決して裏切る事の
ない盟友になる。ただ、現在の共産党体制が続く限り情報統制や反日攻勢も続き、日本との
緊張状態は切れない。私は共産党体制と人民解放軍が一日も早く自爆してくれればいいので
あって、別にご近所のコンビニでレジを打っている趙さんや陳さんが嫌いな訳ではないのだ。

そんな中国の現状。

中国の社会の所得格差、不平等さを測る指標としてのジニ係数は0.6。貧富の格差が大き
過ぎて、いつ革命が起こってもおかしくないレベルだ。この格差を背景に、月刊 「中国」
編集長、鳴霞氏の統計やその他のソースからの数字を参考までに以下に紹介。

中国の肝炎罹患者 (A型、B型、C型) 合計3億人以上。特にC型は1億5千万。大気汚染が
原因による死者年間120万人、癌村は500箇所。HIVキャリア2千万人、梅毒患者2千万人。
高血圧患者8千万人。この結果、中国人民解放軍に入隊を希望する若者300人中、200人が
健康を理由に入隊できず。こうした患者達の間では、日本に行って犯罪をしよう!がスロー
ガンになっていて、逮捕されれば治療とともに三食付いた刑務所生活が日本の税金ででき
るという社会保障。

1979年の一人っ子政策により、女の子はいらない。そこで中絶は年間1300万件 (人) 。
政策の開始から合計ですでに5億3200万人が闇に葬られている。精神疾患者数は1億人
以上。これを背景に年間自殺者数は35万人、その多くは男尊女卑による生活苦から、農村
部の女性が多く命を絶っている。中絶を免れて生まれてきても、年間80万から120万人が
奇形児。そして生き残っても環境毒にさらされ、女性、子供の人身売買は昨年で4,449件
にのぼる。勿論、分かっているだけの数であって、闇から闇に葬られては性奴隷や臓器を
摘出される子供の実数は不明である。

こうした健康上の問題以外にも、地方からの出稼ぎや大学新卒者、その他失業者で構成
される 「流民」 と呼ばれる人々がいる。流民の鬱積した不満はやがて形を変え、年間20万
件、1日平均548件ものデモになる。中国はこうしたデモを抑え込む国内の治安維持費が
とうとう国防費を超えてしまった (2013年現在約11兆5千億円) 。

次は環境問題。大気はもはやPM2.5などと生やさしいものではない。中国で燃料
として使用されている石炭は内モンゴル産ウラン混合石炭。たっぷりと放射能を含んだ
微粒子が偏西風に乗って日本にも降り注ぐ。こちらの犠牲者は200万人ほど。同じ内モン
ゴルからは砂漠が押し寄せ、もはや北京を呑み込むまでに砂漠化が進む。

大気以外はどうかといえば、北京を中心とした黄河流域は汚染され、もはや水さえ
枯れ果ててしまった。そこで南部の揚子江と運河で結んで水を補給するも、こちらの
水も無駄に作った三峡ダムのせいで 「汚水の肥溜め」 と呼ばれている。垂れ流された
汚染物質や化学薬品、重金属は水質を劣化させるだけでなく、地下に深くしみ込んで
地下水を汚染して流域の土壌をも汚す。更にそこで育った農作物を食べて人々が命を
落とすといった悪循環だ。今、彼らは最後の砦チベットの清らかな水に手を出し始めて
いる (中国の現状については動画サイトにある新党人テレビのニュース参照) 。

デモは漢民族だけではない。55の少数民族の中でもウイグル族はすでに反旗を
翻している。中国当局の発表通り、ここ数ヵ月のテロ活動がすべてウイグル人による
ものかどうかは分からない。しかし、イスラムの宗教的背景をもつ彼らを弾圧すれば、
遅かれ早かれこうなるのは目に見えている。ベトナムのニュースの陰に隠れてあまり
注目されないものの、先月末には新疆ウイグル自治区カシュガル地区で漢族の地元
当局者が3名殺害されている。

そして最後に人民解放軍。こちらはもはやシビリアンコントロールがなされていないの
ではないかと言われて久しく、今回のベトナムの件についても軍の勝手な暴発説が
取り沙汰されている。

経済や汚職といった致命傷以外にも、こうした多くの要因がすべてマックスの状態に
あり、いつ、どこから政府が転覆してもおかしくない状態。日本を小日本と馬鹿にしつつ、
その広大な領土のほどんどを、もはや人が住むことのできない土地に変えてしまった
中国にとって、残された道は外に出ていくしかないのだ。まさにすべてを食いつくす
イナゴの大群。

そんな身勝手な中国の拡大政策の一端にベトナムがいる。

日本やフィリピンのようにアメリカの後ろ盾がない国、アメリカに枯葉剤をばら撒かれ、
1000年もの間、中国の支配下で苦しめられた国、そしてもの凄く親日の国。

誇り高いベトナムは20世紀のほとんどを戦いに費やした。19世紀半ば、中国からフランスに
宗主国が代わっても、幾度となく武装蜂起をしてはフランスを苦しめる。その後、第二次世界
大戦が終わると同時にインドシナ戦争が始まり、フランスを追い出すものの、今度は中国
とソ連が介入。ここで国土は二つに分断されてしまう。

このインドシナ戦争に続いてベトナム戦争が始まった。ベトナムの地を舞台に中ソとアメリカ
の代理戦争が10年も続き、国土は焦土と化す。枯葉剤が撒かれ、女性は韓国兵に凌辱
された。この戦いの傷も癒えぬうちにカンボジア・ベトナム戦争が始まり、それを口実に中国
が介入、中越戦争に発展する。1990年代になってやっと戦争から解放されたベトナムが
金融危機を乗り越えて落ち着きを取り戻したのは、ほんのつい最近のことだ。そんなベトナム
がまた訳の分からない理由で戦争に巻き込まれようとしている。

デモ隊が乗っていたバイクはほとんどがホンダ製。日本語教育が盛んで、3万人ほどの人達
が日本語を学んでいる親日国家。つい最近もベトナム初のイオン大型店がオープンし、
「お寿司を買いにいかなくちゃ」 と大喜びをしていた友人たちが今、戦火に巻き込まれようと
している (ベトナム人のイオンへのコメント→ http://10000km.com/2014/04/19/aeon1/)

どんなことがあっても戦争は避けなければならない。中国共産党は遅かれ早かれ自滅の
道をたどるとしても、ベトナムの人達には今の平和を謳歌して欲しい。決して戦いではなく、
経済による国威発揚を目指してもらいたいと切に願う。

日本政府はできる限りの外交努力を駆使してアジアの友人たちを助て欲しい。ベトナム人民
は言うまでもなく、共産党の圧政下にあえぐ中国の子供達のためにも。



モン・シェリー
前回の記事をアップした日、撮りためていた 「5時に夢中」 を見ていると、第1位がこの
「蟯虫検査と座高測定の廃止」 にまつわる記事だった。しかも配信元は東京スポーツ。
絶対誰も取り上げない地味ネタだわと思っていたので、改めて私の目の付け所が東スポ
レベルなのだと落胆する。しかも 「5時に夢中」 で第1位とか。

またオバマ大統領の会見翻訳については、多くのコメントをいただいた。その後ネットで
探してみると、私同様マスコミ発表に疑問を持った方が、会見動画の該当箇所を翻訳して
字幕つけたものや、上念司氏の訳の解釈等が見つかる。総じて内容は同じような感じで
した。

そんなこんなで私のゴールデンウィーク。何か懐かしい曲を聴きたいなと思った私は、聴き
ごたえのある昭和の女性ヴォーカリストの動画を探していた。

自分世代の一つ前にさかのぼれば、欧陽菲菲、朱里エイコ、弘田三枝子といった、歌も
ビジュアルもインパクトのあるヴォーカリストがたくさんいる。 「北国行きで」 を歌っていた
朱里エイコはすでに 「天国行き」 になってしまったし、ミコちゃんこと弘田三枝子は整形の
し過ぎで絶賛顔面崩壊中。そんな中、同じビジュアル系で葛城ユキを思い出した。

葛城ユキといえば 「ボヘミアン」 。見た目もボヘミアンな彼女を初めてテレビで見た頃は
よく金縛りに襲われたものだった。すでに齢64歳、還暦をこえたご尊顔をご覧下さい。

            yuki_2.jpg
                       ボヘミアァ~ン

私が好きなのはボヘミアンではなく、 「風の彼方に」 という曲。その風貌に負けることの
ないワイルドな歌詞と男前なヴォーカルスタイルで、聴いたあとは気分スッキリという
大好きな曲だった。先日改めて聴いてみると、その歌詞に何やら淫靡な倒錯の世界を
感じたので早速書いてみたい。まずはこちらがその歌詞:

1コーラス目
あなたは いつでも 愛のあと 私の耳を噛み
モン・シェリー お前に夢中だと 狂おしく 頬ずりするの

Beyond that wind いつかは 二人だけ
小舟 海にこぎ出して
珊瑚礁 まぶしい 岩かげで 愛を 独りじめしたいわ

2コーラス目
あなたは今夜も あの人と 気まぐれな ひとときに
モン・シェリー お前がすべてだと ほほえんで くちびる吸うでしょう

Beyond that wind 涙の 海に出て
虹のふもとまで あなた連れ出し
十字星 輝く 波の上 そっと胸に抱き眠るの


この曲はそもそもエッチを終えた後の彼の激しさや、2コーラス目ではその彼が別の
女にもおんなじことしやがってみたいな歌詞だと思っていたの。ここで?と思ったのが、
モン・シェリー (ダーリン!や、愛しい人!の意味) というフランス語。この一言が歌の
意味合いをすべて変えてしまうことになる。

フランス語の名詞には男性、女性があって、しかもそれにくっつく形容詞や文中の冠詞
まで変わってしまう。この曲に登場するモン・シェリーは男性形なので、なんと恋人は
男ということに。

つまりこの曲は、ゲイの浮気の歌だった.....щ(゚Д゚щ)カモォォォン

1番の 「愛のあと」 は言うまでもなくホモセックスの後というBL風味。男のあなたに
「耳をかまれたり、狂おしく頬ずりされて」 いたのは、モン・シェリー男だった。
「独りじめしたいわ」 と言ってるのは、勿論ネコ役のオカマなワタシ。そうなると2番で
「くちびる吸われてる」 相手も、彼の浮気相手のモン・シェリーゲイということになる。

今まで自分だけを見ていてくれた彼が、今や新宿二丁目の発展サウナに入り浸って、
別のオカマに夢中な現在。これを嘆くオカマなワタシが 「十字星輝く波の上、そっと
胸に抱き眠るの」 などと萌えながら妄想する歌だと思えば、実に感慨深くも香ばしい。

同じく70年代のテレビアニメ 「モン・シェリーココ」 。ココはデザイナーを目指す貧乏な
女の子という設定だったけど、実はデザイナーを目指すオカマのコスプレ女装子だった
というオチ。作詞家様、mon chéri と ma chérie の使い分けに気をつけましょうw

それではユキ姐さんが歌うゲイの讃歌。以下にリンク貼りましたので、心してクリック↓

葛城ユキ 「風の彼方に」

ここからはオマケ。ブログを読んでいただいている方から、以前の記事もたまにアップ
して下さいというリクエストがありました。そこで今回の記事に関連のあるタイトルを
再掲載させていただきます。すでに読まれた方は飛ばして下さい。

この記事は昨年の8月のもので、まだ訪れていただく方も今ほどはいない頃のものです。
今日の記事同様、歌詞について子供の私が妄想していた内容です。



おおブレネリ (2013/08/16 再掲載分)

小学生の頃、音楽の教科書には 「おや?」 と思われる歌詞の歌が掲載されていた。
多くは海外の唱歌や民謡に日本語の歌詞がつけられたものだけど、 「あえてこの状況を
歌にする理由は」 と、子供心に思うものがたくさんあった。

<< ロシア民謡 「一週間」 >>

 日曜日に市場に出かけ糸と麻を買ってきた
 月曜日にお風呂をたいて
 火曜日にお風呂に入る
 水曜日に友達が来て
 木曜日に送っていった
 金曜日は糸巻きもせず
 土曜日はおしゃべりばかり

 恋人よこれが私の一週間の仕事です

「恋人よこれが私の一週間の仕事です」 と声高らかに言い放つロシア女。ところが、
彼女がこの一週間で外出したのは日曜日と木曜のみ。一体この女はニートなのか、
引きこもりなのか。2chあたりでは、これら無職の人々が自らを 「自宅警備員」 とか
「お通じ製造機」 と自虐するようだけど、きっとこの女も一味なのかも知れない。

主人公が引きこもりだとしても、小学生の私が一番に疑問だったのは、月曜にわざ
わざ焚いたお風呂をそのまま放置プレイで火曜に入るあたり、ロシア人のすることは
図りがたしと思っていた。そして年を重ねた今、私の心には2つの選択肢が浮かび
上がる。

1つ目は、結局お風呂になんか入らない、というもの。以前イギリスの学校にいた頃、
ヨーロッパ中の学生と生活を共にした経験がある。ホテルとは名ばかりの寮のような
建物には、フロアごとに複数の大きなバスルームがあった。

他のヨーロッパの学生はあまりお風呂に入らないので、夜になると決まって日本人
学生の間でお風呂の取り合い合戦が起こっていた。そんなある日、私が無駄に広い
バスルームの鍵をあけて廊下に出るとロシア人の友人に出くわす。身長190cmは
あろうかという長身、ブロンドに青い瞳をもつこのイケメンは外交官のドラ息子。
その彼が私に向かって、

 「どうしたの?クリスマスでもないのに」

この一言を一瞬にして理解した私には背景があった。
夏になると口の悪いスペイン人の間で 「ロシアン・パフューム (ロシアの香水) 」 と
いう陰口が囁かれるようになる。彼らロシア人は臭いのだ 。・゚・(ノД`)・゚・。
ご存じのように10代のロシア人は男女の別なく本当に美しい。ただ、その体臭を
除いては。先ほどのイケメンは、ロシアの入浴は年に1度のクリスマスイベントに
匹敵するものだということを無意識に白状したのね。

潔癖症の日本人には発狂ものの世界だけど、それでも彼らはなぜか汚らしく見え
ないのが不思議。しかも夏以外はそんなに匂わない。
きっとこの 「一週間」 の彼女も一応お風呂を焚いてはみたものの、面倒になって
入らず次の日に焚きなおしのパターンとみた。この歌の中でも、入浴は週一の
イベントのようだし。

2つ目は、先ほどの通り、もしこの女が引きこもりであるとすれば、彼らの 「昼夜
逆転」 生活で、生活のリズムが崩れまくっているのではないかということ。

寝ころんだ体勢のまま部屋の電気を消すためにエクステされたヒモやリモコン、
ポテチの袋まで、すべてベッドから手の届く範囲に放置れた汚部屋の中で、ジャージ
姿の太ったロシア女がのろのろと立ち上がる姿が見える。

それまで手にしていたBLをポトリと床に落とした腐女子が、脂で動かなくなった髪を
ボリボリと掻きむしりながら、面倒臭そうにお風呂の栓をつめる情景。それは月曜
夜の11時50分にお風呂を焚いて、実際に入浴をしたのが夜中過ぎ。

こうして日またぎをすることで、月曜に焚いたお風呂に火曜入浴というトリックが
完成することになる。ただ、糸巻きをするような時代のロシアで、重労働であろう風呂
焚きを、こんな夜遅くに腐女子が始めるだろうかと。

この流れでいけば水曜に訪れてくる友人は、当然デブな腐女子仲間である。そこから
糸と麻の謎も解ける。デブ症 (出不精) の彼女が、日曜日にわざわざ無理をおして
外出したのは、来るべきコスプレイベントで初音ミクになるため、服飾の材料を日暮里
まで買いにいったのだ。

ただ体型が体型なだけに、仕入れた生地は通常の人の2~3倍にもなり、予想以上の
出費がニートの財布を直撃。予算オーバーへの不満が爆発して会話が長引いてしまった。
さらに、そのイベントでいかに自分たちが人目を浴び、どのようにヲタク男を虜にするか
といった妄想に浸ること数時間。結局、友達は水曜の夜は泊まることになり、翌日の夜に
送るはめになる。

ここで更に生活のリズムが狂い、前日デブ子と盛り上がったコスプレの準備も忘れて
爆睡。結局、金曜日も 「糸巻き」 をすることなく過ごす。そして、翌日の土曜日に再び
汚部屋を訪れたデブ子に愚痴をこぼして、また一週間が無駄に終わってしまったと嘆く歌。

締めくくりで 「これが私の一週間の仕事です」 と呼びかけている恋人は、当然、架空の
存在で、この腐女子の脳内彼氏。周囲の人々のこれ以上の追及を避けるため、
「テュリャ テュリャ テュリャ...」 と意味不明のラップでお茶を濁して歌が終わる。



<< スイス民謡 「おおブレネリ」 >>

おおブレネリ あなたのおうちはどこ
わたしのおうちはスイッツランドよ
きれいな湖水のほとりなのよ

冒頭の 「おお!」 は一体何に驚いているのだろう?ブレネリという名前を知っているなら、
お互い既知の間柄のはずなのに、なぜいちいち 「おお!」 と驚いているのかしら。しかも、
なぜ 「おうち」 などという幼児語を使うのだろう。

普通、おうちはどこ、と聞かれたら 「そこの角を曲がって3件目のマンションです」 など
と答える。ちょっとしたご近所の主婦的な会話を想像していた私は、ブレネリの答えに
度肝を抜かれた。

「わたしのおうちはスイッツランドよ」 って、なぜか国籍を答えるブルネリ。予想以上に
インターナショナルな展開に小学生の私は戸惑っていた。ブレネリは今、故郷を後にして
外国にいる。そして、知人らしき人から国籍を聞かれているのだ。しかも、続けざまに
「きれいな湖水のほとりなのよ」 などと、聞かれもしないのに自分語りを始め、薄く
自慢話まで盛っている。

続く2番では、

 おおブレネリ あなたの仕事はなに
 わたしの仕事は羊飼いよ
 おおかみ出るのよこわいのよ

知人らしき人がまた 「おお!」 と驚きながら、さらにたたみかける。

 「あなたの仕事はなに?」

結局この知人は、ブレネリのことを何も知らないのだ。
ブレネリの職業は 「羊飼い」 。その後、また聞かれもしないのに 「おおかみ出るのよ
こわいのよ」 などと、勝手に自分語りを付け足している。

なんら脈絡のない一連の歌詞を理解する鍵は、1番と2番の間に入る掛け声。先ほどの
ロシア民謡の 「テュリャ テュリャ テュリャ...」 部分に匹敵するラップである。

それまで普通に会話をしていたブルネリが 「きれいな湖水のほとりなのよ」
「おおかみ出るのよこわいのよ」 と自分語りをする度に、突如として興奮が抑えられ
なくなり、叫び続けるフレーズ。

 ヤッホ ホトゥラララヤッホ ホトゥラララヤッホ ホトゥラララヤッホホトゥ
 ラララヤッホ ホトゥラララヤッホ ホトゥラララヤッホ ホトゥラララヤッホホ


そう、彼女は電波系の人なのだ。春先になると交差点の真ん中で愛を叫んだり、
ネラネラと電車の中を練り歩いたりするバブーンな人たち (*ちなみに私は電波、ヲタ、
引きこもり、その他一切に何の偏見もありません。すべて自分の一部だと思っていますw)。

話題を戻すと、真相はこうなる。

親の目を盗んで国外に逃れたブルネリは今、彼女の様子がおかしいことに気づいた
善意の人々に囲まれて、一体どこからきたのか、何をしているのかと聞かれている。

冒頭の 「おお!」 は、正気の沙汰とは思えないブルネリの挙動に恐れおののく人々の
恐怖の感嘆符。体は大人でも放送コードにひっかかるから 「おうち」 などという幼児語で
話しかけてあげている。

周囲の心配をよそに電波を受け続ける彼女は、湖がきれいとかおおかみがこわいのよ、
などと一向にらちがあかない。最初は冷静に対応できていても、そこは電波系のこと、
ふるさとの話題になるとつい感情が抑えなくなり、とうとうハイピッチな声で 「ヤッホ
ホトゥラララ」 とやらかして、周囲の人を恐怖のどん底に陥れる。

ひとしきり興奮がおさまった彼女に、今度は職業を聞く人々。彼らに対して 「羊飼い」 で
あると告げたブルネリは、また興奮がぶり返し、気がふれたように歌いだす。

この後、手足を押さえつけられ、拘束帯を着せられたブレネリは、お迎えの車に乗せられ
て高原のサナトリウムへ。移送の最中も彼女の歌声は鳴り止むことはなく、スイスの
澄んだ山々にブルネリのラップがこだまする。



つまり小学生の私は、ロシアの腐女子やスイスの電波女の歌を無邪気に歌わされていたと
いうことなのかしら。この他にも、食肉加工場に連れて行かれる子牛の運命を歌った
「ドナドナ」 や、なぜか猿が自己紹介する 「アイアイ」 など、あえて歌にしなければなら
ない理由が見当たらない歌の数々が、今も私の記憶から離れない。



ギョウチュウ検査とオバマ大統領
先週の日曜日は私の何百回目かの誕生日。

ユーミンではないけど、小さい頃は神様がいて朝は優しい気持ちで目覚めたし、
そんな日は目に映るすべてのことがメッセージだった。今でもコアな部分は変わっていないと
思いたいけど、いつからかレストランやカラオケで “お一人様” が苦にならなくなり、冬には
ヒートテックが手放せなくなり、そしてブログでは下ネタが炸裂している。そんな今の自分を
考えていたら、なぜか突然松尾芭蕉な気分になった。

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也
行く春や鳥啼魚の目は泪

時の流れは永遠に旅を続ける旅人のようなもの。来ては去り、去っては来たる年月も同じ
ように旅人であると詠う芭蕉。これから待ちに待った春爛漫を迎える私のお誕生日に
あって、なぜか鳥や魚介類までもが私の加齢を嘆いてくれているような気持ちになる。

でもね、何歳になってもやっぱり今が一番いいかなw 何でもない日おめでとう!

ということで今日はここ最近気になったニュースを二つ。

一つ目は、小学校の身体検査で座高測定とギョウチュウ検査廃止の旨を文部科学省が
決定というニュース。地味な上に、早速そこはかとなく下ネタの気配が漂うネタなのだけど。
ふと思い出せば下着一枚で臨んだ身体検査は恐怖以外の何物でもなかった。特に座高
測定とギョウチュウ検査は、その後の学校生活を左右する一大事。ちょっと油断して
パンツのゴムなど緩んでいようものなら、すかさず危ない女呼ばわりが待っていた。

昭和の時代、足が短いことは即、死を意味した。特に男性タレントは短足の御三家みたい
なのが取り沙汰され、胸がえぐれた女同様、罪の十字架を背負わなければならないのが
昭和の価値観。芸能人はこぞって足の長さを競い、石原裕次郎や浅野ゆう子はそれをウリ
にさえしていたもの。

それは小学校の身体検査。クラスメートの真紀子ちゃんは身長1メートル55センチで、
クラスでも高身長だった。そんな真紀子ちゃんの座高にみんな興味津々。足の長さは
どれぐらいあるのかしらとワクワクしながら測定に耳を傾けていた。そして無慈悲に響き
渡る弾劾の測定値。

 「28番真紀子さん、座高1メートル」 (゚д゚;)(゚д゚;)(゚д゚;)

ま、股下55センチ...三分の二が座高ということではないの。しかもパンツ右上には
マジックで黒々と書かれた 「真紀子」 の三文字。それに戸惑う真紀子ちゃんは気が動転
して、つい聞いてもいないことを口走ってしまった。

 「私は人より頭が長いし、ケツの肉も厚いんだ」

頭が長いのは新弟子検査の舞の海?そして座高をのばす肉厚なお尻という斬新な発想。
この意味不明な言い訳で、その日から真紀子ちゃんは 「1メートルの女」 とか
「テケテケ」 などと呼ばれることになる。言うまでもなく、時に子供は残酷だ。

そしてギョウチュウ検査。こちらはもっと恐ろしい。ある日先生が取り出した一枚のフィルム。
まだはがしちゃいけませんよと言われる前に早速はがしては、すでに取り返しのつかない
常連の数名。そのフィルムの説明書にはキューピーさんが描いてあった。お尻に貼った後に
べりっとはがしてください、というひと言に男子たちが萌えている。

先生はフィルムを高く掲げて説明を始める。お腹の中に潜むギョウチュウは、夜になると
そっとお尻の穴から顔を出してきて、へりにたくさんの卵を産み付けるのよ、という。
こういう虫をお腹にもっている人は健二君のように落ち着きがなくなりますなどと
言う。

昭和の先生はみんな無頓着でパワハラが当たり前だったから、あえていじめを助長する
ようないらぬ一言を付け加えたりするのよね。その日から健二君はポキールと呼ばれた。
幼少時、教師からの心ない一言は生涯のトラウマになるというのに。

隠れキリシタンのあぶり出しよろしく、ギョウチュウ検査の結果発表。授業の始め、お腹に
寄生虫がいた子は、みんなの前でお薬とご両親へのお手紙が入った袋をもらう。数名の
子がお薬をもらい、その日から立派なバイ菌扱い。さわるとギョウチュウの卵がうつるとか、
真田 (さなだ) ムシ子などと呼ばれ、その後厳しい弾圧の日々を送ることになる。ちなみに
健二君にはギョウチュウなんかいなかった。

知らせることでむしろ差別を助長させる典型の座高測定とギョウチュウ検査。今回の廃止は、
時代にそぐわない (文部科学省) という謎の理由によるらしいのだけど、日本全国にちらばる
真田ムシ子たちを思えば、むしろなくなってよかったのだと思う。



二つ目のニュースは韓国での共同記者会見の席上、オバマ大統領が慰安婦問題で日本を
貶したという報道。尖閣問題を皮切りに日本であれだけ日米同盟の重要性を強調したオバマ
大統領が、果たして舌の根も乾かぬうちに日本を非難したりするのだろうか。ちょっと
疑問に思ったので、ネットで見つけたCNNの英語スピーチを見てみる。

すると確かに慰安婦問題は非人道的だと言っているものの、日本のみを断罪するものでは
なかった。現代において、あの当時の振る舞いを振り返ると、 「我々の誰も」 が非人道的
だと感じるし、許されることではないと、ごく一般化した形をとっている。さらに話はそこで
終わらず、慰安婦の人々の正確な証言も精査されるべきだと触れてた上で、文脈の後半
では過去を振り返ることは必要であっても、日韓の若者たちは未来を見据えた協調を考える
べきだと結んでいた。

質問者に日本の慰安婦事案を聞かれれば、いくらオバマ大統領でも韓国の席上で
「あれは素晴らしい行為だった」 とは口が裂けても言えない。また映像からは、オバマ大統領
が一つずつ慎重に言葉を選びながら、未来への第一歩を諭している姿が印象的だった。

日本のマスコミで報道されたような日本批判が主旨の文言ではない。偏向とは言わない
までも、一部分のみを切り取り、いささか被害者意識の強い報道だったのではないかしら。
また、この韓国のスピーチでプレスサイドから出た質問の多くは、オバマ大統領のウクライナ
への対応を問いただすものばかり。世界の目は慰安婦でも日韓関係でもなく、アメリカの
ウクライナ対応に向けられていることが分かる会見だった。

ちなみに他の訪問先である日本やマレーシアの会見も見てみると、やはり大なり小なり
ウクライナ情勢への質問がなされていた。

編集や印象操作という意図がなくても、やはり前後の文脈を無視した報道はソースに戻って
確認したい。実際、スピーチをするオバマ大統領のコメントには誠意が感じられた。韓国での
会見にもかかわらず、ウクライナへの質問に終始する報道陣に対し 「韓国への質問にしま
せんか」 と配慮を促す姿に、彼の公正な人柄を見た気がした。このスピーチを聞いた韓国の
人々が今後未来志向になるかどうかは別にして、日本でも外交等で重要な場面では誤解を
招く 「切り取り」 ニュースの思い込みは避けたいと感じる。

最後に、私が勝手にオバマスピーチを聞き取りながら英語のテキストに書き起こし、翻訳
したものをつけておきます。この部分の和訳がネットになかったので、該当箇所だけを翻訳
してみました。興味のある方はご覧ください。英語のリスニングまたは翻訳で恥ずかしい
ミスがあるかも知れませんので、あらかじめご了承くださいw


Finally, with respect to the historical tensions between South Korea and
Japan, I think that any of us who look back on the history of what happened
to the comfort women here in South Korea, for example, have to recognize
that this was a terrible, egregious violation of human rights. Those women
were violated in ways that, even in the midst of war, was shocking. And
they deserve to be heard; they deserve to be respected; and there should be
an accurate and clear account of what happened. I think Prime Minister Abe
recognizes, and certainly the Japanese people recognize, that the past is
something that has to be recognized honestly and fairly. But I also think
that it is in the interest of both Japan and the Korean people to look
forward as well as backwards and to find ways in which the heartache and
the pain of the past can be resolved, because, as has been said before,
the interests today of the Korean and Japanese people so clearly converge.
They’re both democracies. You both have thriving free markets. Both are
cornerstones of a booming economic region. Both are strong allies and
friends of the United States. And so when you think about the young people
of the Republic of Korea and Japan, my hope would be that we can honestly
resolve some of these past tensions, but also keep our eye on the future
and the possibilities of peace and prosperity for all people. That’s one
of the most important lessons I think from the horrors of war, is being able
to look back and learn lessons that allow people to avoid war in the future.

最後に歴史認識をめぐる韓国と日本の緊張状態については、例えばここ韓国でかつて従軍
慰安婦に何が起こったかという歴史を振り返る我々のすべてが、慰安婦問題は恐ろしく、
言語道断な人権侵害であるということを認識しなければなりません。たとえ戦争のさなかで
あっても、女性たちがそうした状況で暴行されたという事実は、とても衝撃的なものでした。
彼女たちの声を聞き、そして敬意を払うべきです。つまり何が起こったのか、正確で明確な
報告があってしかるべきです。過去は誠実かつ公平に認識されるべきものであるという事は、
安倍首相のみならず、日本の方々も分かっていると私は考えます。しかし同時に、私はこうも
考えています。つまり、過去を振り返ることは勿論、未来にも目を向け、過去の悲しみや痛みを
解消する方法を見つけることがお互いのためになると考えています。これまで述べて来た通り、
今日の韓国人と日本人の利害は明らかに一致しています。両国とも民主主義で活発な自由
市場を有する国であり、共に急成長する経済地域の主要なメンバーです。また、両国共に
アメリカ合衆国の強力な同盟国であり友人です。韓国と日本の若者達について考えれば、
こうした過去の緊張を誠実に解決するだけでなく、来たるべき未来を見据え、すべての人々が
平和や繁栄を享受する可能性を模索することが私の願いです。過去を振り返り、そして、
来たるべき未来で戦争を避ける教訓を学び取るとることができるか。まさにこの点
こそが、戦争の恐怖から得ることのできるもっとも重要な教訓であると、私は考えます。

ソース: Live CNN https://www.youtube.com/watch?v=qd0_jRsKxkU 41:25~


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