猫と海辺に暮らす翻訳コーディネーターの阿鼻叫喚な日々を綴る日記。

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真央ちゃんへ
ソチオリンピックフィギュアスケート女子ショートプログラム。

真央ちゃんが冒頭のトリプルアクセルでずっこけたところでテレビを消してしまった。
とてもでないけど、ドキドキして見ていられない。それでも結果は気になりPCを立ち
上げると、定期的にニュースサイトを行ったり来たり。

ここまでは前回の 「南極ゼットン」 冒頭と同じなのだけど、今回は羽生君のようなハッピー
エンドじゃなかった。真央ちゃん16位が伝えられると、翌日のマスコミはお墓状態。どの番組も
遠回しにはれ物扱いで、ズブズブと闇に沈んでいく。この感じ、どこかで見たなと思っていると
311 の 「ありがとウサギ」 を思い出した。

津波で破壊された街、東電でヒステリーを起こす首相、そしてモクモクと水素爆発をする
3号機に向かって、ヘリから一滴も届かない水を茫然とみていたテレビ中継。日本国中が
絶望感の中で繰り返し聞いたACのCM 「楽しい仲間がポ・ポ・ポ・ポ~ン」 。そう、あの時の
閉塞感に似ている。

みんな真央ちゃんが好きで、みんなで応援し、そしてあのショートでの転倒。誰も何を責めて
いいのかわからない重苦しさに包まれていた。

そして昨日、舛添都知事が 「森元総理の浅田発言は不適切だ」 とコメントを残してオリン
ピックの下見にソチへ発ったという。その森発言とは 「あの子、大事なときには必ず転ぶ」
というもの。これをニュースで聞いた瞬間、ちょうど食べていた大福が私の口から
落下した。

なにぃ、と幸田シャーミンになる私。そもそも口の軽さで大事なときに必ず転んできたのは
森元総理本人で、しかもそれを 「女は生理」 発言のDVでSMな舛添都知事が批判している。
ここぞとばかりに日本の主婦のご機嫌とりが見え見えで鼻につくんじゃ。偉そうに進言するなら
マスコミに言わず森元総理本人に直接言えばよろしい。この森発言、一部ではマスコミの印象
操作とも言われているけど、森氏自身、東京五輪組織委員長というポストにあって選手の個人
攻撃とか、この人の脳の腐敗具合のみならず人間性の低さに驚かされる。とても人間を
76年もやってきた円熟世代とは思えない底の浅さだ。

確かに真央ちゃんは転んだ。そして、インタビューでは健気にも今まで応援してくれた皆様の
ためにと答える。それも確かに一理、でも結局は浅田真央という一人の人間の人生なのだ。
彼女はマスコミのためでも、まして森元総理のためでもなく、彼女自身の人生を賭けて滑って
来たのだ。どんなに持ち上げられても落とされても、マスコミが彼女の人生に最後まで責任を
とってくれるわけじゃない。

人生の一番楽しい青春を我慢してスケート技術の研鑽に捧げ、たった4分のパフォーマンスの
ためだけに頑張ってきた。たとえ森元総理一人がそう思っても、あなた以外の一億三千万人は
彼女の努力を褒め称えるよ。どこぞの国ではメダルを逃した選手を、国を挙げてこき下ろす
らしいけど、日本には判官びいきという言葉がある。日本人は結果がどうであれ、努力した
過程を認めるし心の底から敬意を払うのだ。

野菜のカブを持ち上げて 「株あがれぇ」 と言いながら小渕さんが亡くなった後、数名の
首相候補がいた。愛人に 「飲尿プレイ」 をバラされた山拓、のちに加藤の乱でもみくちゃ
の三文芝居を演じた加藤紘一、そしてこの森元総理。いつも通り訳のわからない料亭の
密談で、いつの間にかインチキ首相が選ばれる。その後、えひめ丸がアメリカの原子力
潜水艦に当て逃げされて国際問題に発展している一報を完全に無視。死者を捨て置き
ゴルフコースを最終ホールまで周り終えるという暴挙に出た。相次ぐ失言で支持率も
蜃気楼 (森喜朗の音読みと掛け言葉と言われる) のように消えていった人。愛人の
せいで辞めた三日天下宇野と甲乙つけがたいしょっぱさだわよ。最近も北方領土の外交
機密をあちこちでしゃべりまくっては、日々着々と安倍内閣を追い詰めている。

そもそもこの 「元首相」 系が大嫌い。先日も異常に眉毛の長い老人が韓国に出向く。
そこで慰安婦問題を擁護して媚びを売ったところ、逆に攻撃されて敵前逃亡。また、
ある元総理は、中国に遊びに行って国賓待遇の中、ご馳走を前に滔々と日本批判を展開。
彼の嫁は、太陽を見ると 「パクッて食べちゃうのよ」 と豪語する金星人だ。もはや地球人
でさえないという折り紙付きの電波夫婦よ。また、早々政界を引退して陶芸家になった
殿様が 「東京都知事選の政策」 にシングルイシューで原発反対とか。マック赤坂や
ドクター中松といったネタ候補となんら変わりがないではないの。さらに、お遍路さん
をしていた元首相は、わざわざ韓国に出向いて原発事故の実況中継を再現。私に責任は
ないんですよとばかりに、なぜか韓国人に弁解する意味不明なお人柄。こうして見ると、
なぜ日本が潰れなかったのかとても不思議だ。あまりにも痛い。

何だかんだ言っても官僚や企業 (国民) が優秀だからやって来れたようなもの。
民主党の売国政権に官僚が抑えられた時代、日本の軍事機密が韓国経由で中国に
バレバレになった。トラスト・ミーと言いながらアメリカに基地の県外移設を要求とか、
やることなすことクルクルパーとしか言いようがないわ。

一様に国の足を引っ張り、晩節を汚し倒す老害たち。首に重石くくりつけて印旛沼に
沈めたい。みんなまとめてポ・ポ・ポ・ポ~ンじゃ。一方海外の元大統領はと言えば、
アル・ゴア元副大統領は 「不都合な真実」 で世界に環境問題を提起、またクリントン
やカーター元大統領は、外交問題の特使カードとして立派に機能している。血の気の
多い日本の周辺国家に加えて、国籍不明の新聞社や身内の加齢臭が足を引っ張る
獅子身中の虫、日本。安倍さんが心底可哀想になる。

閑話休題。

私たちは真央ちゃんのジュニア時代、そして15歳のGPシリーズデビューを知っている。
そして共に彼女の人生を歩いてきた。コマーシャル映像でリンクに立つ5才の彼女、
15歳でトリプルアクセルを飛ぶ彼女、長いスランプの時期を共に過ごし、お母さんの
死を共に見つめ、銀メダルに涙した彼女と一緒に喜んだ。そして、たとえ彼女が自らの
集大成としてスケート人生をかけた最後のパフォーマンスで転んでしまったとしても、
一体誰が彼女を責められるというのだろう。今一番辛いのは、まだ20歳そこそこの、
スケートしか知らない女の子なのだ。ねぎらいの言葉をかけるならまだしも、この
タイミングで貶めたり、自らの保身に利用しようとする腐れ政治家たちが本当に
許せない。

彼女はスケート選手であって、もはやスケート選手にとどまらない。野球選手や
サッカー選手とは違い、男女や世代の枠を超えたファンがいる。今の日本には珍しい、
世代を超えたスター選手だった。真央ちゃんが笑うと私たちも楽しい。そして、彼女の
人生を通じてたくさんの勇気や希望をもらってきた。

結果はどうあれ私は言いたい。
たくさんの夢と素敵な思い出をありがとう。
フリーの感動をありがとう。

そしてちょっと淋しいけど
心からお疲れ様でした。

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南極ゼットン
ソチオリンピックフィギュアスケート男子フリー決勝。

羽生君が冒頭の4回転サルコウでずっこけたところでテレビを消してしまった。
とてもでないけど、ドキドキして見ていられない。それでも結果は気になりPCを立ち
上げると、定期的にニュースサイトを行ったり来たり。するとあるサイトで気になるタイトル
を発見。

【衝撃】 矢口真里が完全復活 (画像あり)

うぁあ、真里ちゃんよかったね~。一体何の番組で復帰するんだろうと思いつつ、
サイトに飛ぼうか飛ぶまいかしばしためらう私。だいたいこういう 「知りたい」 欲を
掻きたてるタイトルは釣りが多いのだ。これまで何度も騙されては、夜中にグロ画像を
踏んだり、怖いお姉さんのドアップ絶叫画面などを見せられて椅子からずり落ちている。
それでも真里ちゃん復活の誘惑には勝てなかった。恐る恐る踏んでみる。スクロール
ダウン、ウン、どうやらグロではなさそう。

そして行きついた画像で....矢口真里がダッチワイフになっていた。

タイトルも 「ダッチ矢口で再デビュー!」
やられた...

こういうのって一体誰が考えるのかしら。あの事件 → ダッチワイフのテンプレという発想。
そしてそれに続くキャッチコピー。ダッチ矢口をまじまじと見つめながら、人生で初めて
ダッチの存在を知った乙女の頃の自分を思い出す。

それは高校生の頃、昼休みにクラスメートの男子が話しかけてきた。

 「あのさ、ダッチワイフって知ってる?」

この男はあらゆることに情報通で、いつも私に張り合ってきた。情報といっても本当に
くだらないことばかりなのだけど、私が知らない時はいつも悔しい思いをしていたのだ。

 「な、何よ、そのだっちょナイフ (脱腸ナイフ) って」

私は医療用のメスか何かだと思って、頭の中でこの漢字をあてていた。

 「南極観測隊の男たちが欲望を満たすために連れていくんだぜ、南極ゼット2号」

どうやら医療用メスではなさそうだ。きっと隊員がイライラとした時に遊ぶ怪獣の
キャラか何かかと思った私は、

 「南極ゼットンっていうの?」

最後まで話がかみ合わぬまま、その日から私のあだ名は南極ゼットンになった。
ゼットンは初代ウルトラマンの最終回に登場した宇宙怪獣の名前。当時の私にはそれが
いっぱいいっぱいだった。南極ゼット2号、カッコいいネーミングだ。きっと1号もいたのね。

それにしてもこの 「ダッチ矢口で再デビュー」 というフレーズ。どういう発想でこうなるのか
本当に不思議だ。例えば、アイドルやホラー映画は量産されたり、第二弾が出るにつれて
どんどんお笑いに堕ちていくのが世の常。チャイルド・プレイの人形チャッキーは続編に次ぐ
続編の末にネタ切れとなり、とうとう人形同志で子作り ( 「チャイルド・プレイ/チャッキー
の種 」 ) が始まった。騙されて人形のベッドシーンを見た私が心から後悔した作品の一つ。

アイドルだって劣化につれてバラドルになったり、メンバーの入れ替えでヨゴレになる。
真里ちゃんがいたモー娘。は、今やお笑い芸人とコラボでモリ娘。になってしまった。
この流れで、正統派アイドルだった真里ちゃんもダッチまで堕とされたのだろう。

こうした矢口真里ギシアン事件からダッチへの飛躍、それを引き立たせるキャッチ
コピーなどは、ある種の人々にとってそう難しい内容ではないことを知る。先日も録画した
「5時に夢中!」 でAVのタイトル特集をやっていた。ああいうビデオ会社の社員が、
日夜身を削って考え出しているというAVタイトル。特に洋物AVのパロディが秀逸だった
ので、何点かご紹介。

ジョーズ → 床ジョーズ
ターミネーター → ハーミデーター
ロビン・フット → ロビン・フットい
セックスアンドシティ → セックスアンタトシテー

なんかとても凄いのだけど、作品自体は一本も見たことないので付け加えておきます。
ちなみにダッチワイフ (Dutch wife : オランダ人妻) というのは和製英語で、正しくは
俗語で Blow-up doll (風船などが膨らんだ状態または爆発人形) になります。何で
オランダ人なのかはきっとトルコ風呂と同じくらい差別発言だと思ってしまう。今後は
南極ゼットンでいいんじゃない?

ダッチ矢口に吹き飛ばされてすっかり羽生君を忘れていた私。恐る恐るテレビをつけると、
あっさり金メダルをとっていた。

羽生君、金メダルおめでとう!


英語と日本人
日本人は英語が苦手と言われて久しい。たとえば、マドンナの Like a virgin を 「処女を
愛せ」 と訳したり、I need boiled rice (ご飯が欲しい) というべきところを I need
boiled lice (ゆでたシラミが欲しい) などという恥ずかしいエピソードが紹介される。
「処女を愛せ」 .... щ(゚Д゚щ)カモォォォン

でもね、偉そうに英語のミスを笑う外人だって日本語を話せば、カラオケはカリオ⤴ーケに
なるし、津波はツナ⤴ーミ。英語以外のネイティブだって、アグネスや欧陽菲菲の日本語は
何十年経ってもあのままでしょ。イタリア人の英語はイントネーション強すぎでイタリア語に
しか聞こえないし、フランス人は油断すると H の音が全部落ちるから、ヘロインはエロいに
なってしまう。そういった意味じゃ、どこの誰も他の言語を話す人を馬鹿になんて
できないの。

そんな中、今日はなぜ日本人の英語が笑われてしまうのか、自分の失敗を含めて書いて
みようと思う。

日本人の発音がバカにされる原因は主に二つ。さっきの rice と lice のような、 L と R の
区別がつかないこと。そして二つ目は恐怖の 「カタカナ英語」。この二つを何とかすれば、
きっと日本人の発音は向上すると思っている。

その日、私は今は亡き談話室滝沢にいた。ここはコーヒー一杯が1,000円もするぼったくり
喫茶なのだけど、その点、客層が絞られて商談にはもってこいの場所。ここで打ち合わせを
するため、私は外国人ナレーターを待っていた。

するとそこに空港から直行してきたと思われる外国人を引き連れて、日本人のオッチャン
二人がやってきた。私の斜め前に席を確保するや、しきりに 「シット・プリーズ」 と言って
いる。オッチャンの英語はベタベタなカタカナ英語。半ば困った顔をしながら外人が
席についた。静かな店内にオッチャンの英語が響きわたる。どうやら接待でこれからカラ
オケに連れていく話になっていた。外人が気をつかってどんな英語の曲を歌うのかと聞くや、
待ってましたとばかりにオッチャンが巻き舌を披露。オールディーズが好きで、ラブミー
テンダーとフライミーツーザムーンを唄うのだと言う。笑いをかみ殺す外人に向かって得意
満面に話し続けるオッチャンを見ながら倒れそうになる私。まさに 「L と R の呪い」
と 「カタカナ英語の恐怖」 を地でいってる。何でもかんでも強い巻き舌にすれば、
英語に聞こえると思ったら大間違いよ。

オッチャンが外人に言ったのは次の通り。

Shit please (クソして下さい) ⇒ [正] Sit down please (おかけください)
Rub me tender (やさしくこすって) ⇒ [正] Love me tender (やさしく愛して)
Fry me to the moon (月に向かって私を油で揚げてちょうだい)
                 ⇒ [正] Fly me to the moon (私を月に連れてって)

Shit は訳した通り、ウンコなどと生易しいニュアンスではない強烈な単語。これはカタカナ
でスィットとフリガナをつけておけば、も少し通じたかも知れない。後の二つはエルとアール
が逆になってしまった典型。一字違いでこんなに阿鼻叫喚になってしまう。ヤバいでしょ。

母音が五個しかない日本語で、ルビをふれる便利なカタカナを使うからこんなことになる。
これは何も英語だけでない。外人の友人のお土産を買いに表参道のオリエンタルバザール
というアジア系のお土産ショップに行った時のこと。当時のサッカー日本代表のトルシエ
監督が奥様と浴衣を見ていた。すると、銀歯ギラギラのおばちゃんが走り寄ってきてトルシエ
の肩をたたきながら一言、

 「コーマン タレ ブゥゥーッ (comment allez-vous ご機嫌よう)」

とやらかした。鳩に豆鉄砲の二人。数秒の沈黙の後、ニッコリとほほ笑んで店を出て
いってしまう。これもカタカナの恐怖よ。母音が十六個もあるフランス語を日本語の五個で
やっつけようとするからこういうことに。コーマンとか、すご過ぎる。もし少しでも原音に
近づけるとすれば、コモン (鼻にかかるモン) タレ (レはエル) ヴ (V の音) で、切らずに
全部くっつけて発音。フランス語はリエゾンやエリズィヨンと呼ばれる法則で、全部の
単語が合体技になるのだ。間違っても日本語の 「お・も・て・な・し」 はない。

典型的な日本人の私も決して他人事ではない。特にエルとアールが一緒になった単語
(Marilyn Monroe, laurel, Marlborough) や、間違うと致命的に恥ずかしい
election (選挙) などを発音するときは、物凄く緊張する↓

Barack Obama's presidential election campaign (オバマの大統領選挙戦)
Barack Obama's presidential erection campaign (オバマの勃起キャンペーン)

ここで私がこれまで何万回と繰り返してきた恥ずかしい英語のミスの中でも、とっておき
のエピソードを二つ。

以前、イギリスの友人とゴルバチョフの髪型について話していた時のこと。私は彼女に
こう言った↓

He's going on top!

これは、ゲイの男役がエッチの時にネコ役の男の上に乗るという意味で、ゴルバチョフが
まさに乗っかろうとしていると言い放っていたらしい。本当は He's going thin on top
(髪が薄くなっている) と言いたかったのだが、thin が落ちた。今となっては、ゴルの頭
には髪自体がなかったような気もしている。

また、これも別のイギリスの友人と話している時のこと。珍しく彼が日本について当てこすり
を言い続けていたものだから、

You are so circumsized, aren't you!

と言うと、彼がビビった。なんでそんなこと聞くの?と泣きそうな顔で聞くものだから、
意味が通じてないのかと思ってさらに、

Because you are extremely circumsized tonight!

と大きな声で言い放った。パブで周りに座っていたイギリス人が一斉にこちらを向くと
大声で笑いながら何かつぶやいている。私の前には涙目の彼。ちなみに本来はこう言い
たかった↓

Your are sarcastic, aren't you! (随分とイヤミなこと言うわね)
Because you are extremely sarcastic tonight!
(だって今夜はものすごく嫌な感じ)

ところが実際は、

You are so circumsized, aren't you!(随分とおち☆ちんの皮が切れてるわね)
Because you are extremely circumsized tonight!
                 (だって今夜はおち☆ちんの皮が切れまくっているんだもの)

私の中では sarcastic の発音が circumsized に似ていたらしく、後で違いを説明
されて以来、あのパブには行けなくなってしまった。それにしても一体どこでこんな
特殊な単語 (circumsize 割礼) を覚えたのかと思う。多分この前日、イスラムの
女性の割礼記事を読んで怖くて眠れなかったせいかも知れない。

こうしたエルとアールやカタカナ英語を克服する方法は一つしかない。カタカナのフリガナ
に頼らず、ネイティブのCDやテープを聞きながら、その発音をまねてみること。次に、声に
出して英文 (またはその他の学びたい言語) を音読するのが一番。

そして音がうまくマネできたら、間違えを恐れないでガンガンしゃべりまくる。だって、
日本人以外の英語ノンネイティブもボロボロとミスをしながら話しているし、何より英語を
話せないアメリカ人やイギリス人もたくさんいるので、全然気にすることなんてない。

まだ日本人は英語が読めるもの。私みたいに自信タップリに間違えましょw



スカートの風
東京モーターショーは、自動車に関する最新技術やデザイン情報を紹介する
見本市。隔年の秋に開催されるこのイベントにここ数年足を運んでいる。

仕事の一環でフリーチケットをいただくため、自分が手掛けた英語の外国プレス向け
カタログやその他パネル翻訳等の反応を見るついでに遊びに行く。後学のため、
他社の制作した外国語のカタログやパンフレットを収集し、デザインや翻訳スタイル
の参考にしたりと、ほんの少しだけ真面目な理由もあったりする。

各社のブースをまわりながら、ふと入り口でほほ笑むコンパニオンのお姉さんたちに
目が止まる。ああ、なんて脚線美の素敵なお姉さんかしら、とか、ケバ過ぎでちょっと
ヤバい、はたまたあの肉のつき方は四十路に違いないわなどと、独り言を言いながら
ブースに乗り込んでいく私。車同様、きっとこうしたお姉さんを目当てに来るエロじじ
もいるのだわと思う。

ぼんやりと妄想する私を押しのけ、どけよ!と凄むヤツがいる。展示に夢中に
なるあまりぶつかってしまったのかと、思わず 「すみません」 と振り返った。すると
そこには綺麗なお姉さんをグルリと取り囲んだ男たちが、無表情で写真を撮って
いた。撮影しているのは車ではない、お姉さんの顔でもない、なんと脚から下
なのだ。あのお姉さんの脚を撮るために、ショーの主旨である車を見ていた私が
どかされた事実にはらわたが煮えくりかえる。一体なんのマニア集団なのだ、
この男たちは。

そうやっていざ視点を変えてみると、いるわいるわマニアおやじ。もともと入場
した時から、カメラを下げた人が多いのは気になっていたけど、きっと車を撮影する
ものだと思っていたのよ。そしたらどっこい、コンパニオンの脚ばっかり写している。
それも時にパンツぎりぎりあたりにカメラをずり下ろしてお姉さんに接写。勿論、ブス
だったりガンダムみたいな脚のお姉さんはきれいにスルーしていた。外国からのプレス
関係者も多く来ている国際ショーで日本人の恥だわと思う。

ちょっとあれ見てよ!と同僚のフランス人に話かけると、

 「客の半分はあれが目当てじゃない?万国共通男のロマンだ」

と、のたまう。コンパニオンのパンツが男のロマン...

そういえば小学生の頃、女子のスカートをめくりながら 「パンツ丸見え!」 と
萌えていた男子たち。一体何が面白いのかと思う。自分がめくった結果パンツが
見えるという当たり前の事実に興奮、そこに何のロマンがあると言うのだろう。
そして今、大人になった彼らは、コンパニオンのお姉さんのパンツを撮っている。

注意してみていると場内をくまなく物色する男たちのその目は熱い。車そっちのけで
脚だけを吟味。そして音もなく近づくと後ろから撮影。お姉さんは気がついているけど、
露骨にいやな顔もできない。

すると今度はオヤジたちに交じって年端の行かない少年も撮影に参加。一昔前の
カメラ小僧だ。石川さゆりの元旦那が出した 「アクションカメラ術」 という本は、
かつて一世を風靡した。これはいかにしてスカートの中身をうまく写すかという、
パンツ撮りのノウハウをちりばめた珠玉の一冊。今思えばどう考えても盗撮マーシー
なのだけど、なぜ当時は問題なく発売されたのかわからない。やはり昭和は
エロかった。

そんな下品なブームに乗って男たちはパンチラを目指す。それは子供の頃、仙台の
エンドーチェーンの屋上に早見優ちゃんが来た時のこと。ファンの私は色紙片手に
胸躍らせて最前列の席に座った。ずぅっと心待ちにしていたこの瞬間。すると私の
両隣にカメラ片手のキモメンとブサが陣取る。薄く嫌な予感に包まれる私。何なんだ
これは、と思っているうちに優ちゃんが登場した。

軽快なイントロにのって 「夏色のナンシー」 を歌い始めた途端、両隣のキモメンがやおら
かぶりつきに走り寄るや優ちゃんのパンツをバシバシ撮り始めた。えぇーっと色紙を
落とす私。何か知らないけど、私の優ちゃんがひどく汚された気がしたのだ。
舞台そでから出て来たスタッフが二人のキモメンをつまみ出していくのを茫然と
見ているうちに、大好きな 「夏色のナンシー」 が終ってしまった。

そんな切ない思い出に浸っていると、パンツにまつわるトラウマが走馬灯のように
脳裏をよぎっていく。そう、それは数年前秋葉原で目撃した世紀末的デカダンス...

当時まだ秋葉原が歩行者天国だった時分、上野で絵をみた私は、友人と歩行者天国を
歩いていた。そろそろ秋葉原に差し掛かったあたりで、人だかりを発見。きっと大道芸
か何かだと思った私たちは無邪気に駆け寄って輪の中に割り込んだ。

するとそこではレンズの長いカメラを手にしたヲタたちが、無言で少女のおまたを
撮影していた。カシャカシャとシャッター音の中、これまた無言でポーズをとる
明石家さんま激似の少女は、男の子たちに向かって大股を開き、時にM字、V字と
千変万化のポージング。歯ぐき全開で男たちのファンタジーに応えている。

無言のまま友人とその輪を抜け出すと、周りにはアリ塚のように数か所のかたまり
があり、それぞれに撮影が進行していた。

後日、ヲタのアメリカ人の友人に聞くと、

 「それはパンツ見せアイドルだよ」

という。なんで外人にこんなディープな日本のサブカルを教わっているのだろうと思い
ながらも、この女の子たちは休日を使って無償で秋葉原まで出向き、人々にパンツを見せ
つけているらしい。本当に世も末...
しかもその場で履いているパンツの即売もするという щ(゚Д゚щ)カモォォォン

援助交際で売る側と買う側があるように、パンツをめぐっても見せる側と撮る側がある。
こうしてみると世の中は需要と供給、どちらがいいとも悪いとも言えないのね。
どうぞ勝手にやってちょうーだい。

こうして女装家からパンツ見せアイドルまで、世の中には日々新しい職業が
誕生している。


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